2008年4月18日金曜日
パズル アフリカ編
パズルシリーズの第2弾は、パズル生活スタートのお話。
第1弾は、こちらをご覧ください。
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私のパズラーとしての出発は ナイジェリアに滞在していた1980年前後のこと。
(古い話だなぁ)
ナイジェリアはアフリカとはいっても、かつてのイギリス植民地だったため、テニスやゴルフなどの施設もそれなりに充実していたところだった。
そしてイギリス人が母国で楽しんでいたジグソーパズルも、デパート(と私たちは呼んでいた)では数多く販売されていたのだ。
ところで、アフリカ滞在の日本人女性は、当時は(今のことは知らないが)日本では体験できないほどリッチな生活が保障されていた。
つまり掃除・洗濯・料理などという日本では当然自分でしなければならない数々の家事は、すべてメイドさんまかせ。
家庭においては、メイドさんを雇うのがお約束の土地柄だった。
もし家事を自分でやっているとなると変人扱いされてしまうほどだった。
となると、毎日の有り余る時間のうち、生活のほとんどはお付き合いや接待、テニスやブリッジなどの遊びごととなる。
とはいえ、毎日毎日奥様方とのお付き合いでは疲れるばかり。
たまには一人で家にこもって自分だけの時間を持ちたい。
そんな時にパズルはもってこい!
私もご近所の商社夫人からパズルを薦められて、余暇の時間をパズルに費やすようになった。
ただし今となっては一番最初にどんな図のパズルをしたかは、何も覚えていないな。
リビングだけで100平方メートル以上もある家で、いくらでも散らかし放題でパズルを楽しんだのであった。
でも実情は、停電やら断水やら、交通渋滞、政変危機など苦労することは多かったのだが・・・・。
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《 おまけの話 》
ここに一つ笑えない話がある。
先ほども書いたように、ナイジェリア駐在の家族にはメイドさんがつきもの。
私もガーナ育ちのメイドやトーゴ出身のメイドを雇っていたが、パズルを始めた当時のメイドさんはなんともスローな女の子で、はっきり言うと気が利かないタイプ。
いつでも「次はこれをやってね」「それが終わったらこれをしておいてね」と言わないと、何も進まない。
ところがある日、そのメイドが部屋をノックしてきて、「マダム、(そう呼ばれていたのである)リビングを片付けておいた」というではないか。
へー、この子もずいぶんと成長したものだ、とリビングに行ってみると、そこにはなんと作りかけだったパズルはきれいさっぱりと片付けられて、跡形もなくなっているではないか。
あー、なんてことをしてくれたのだ!
せっかくやりかけたパズルなのに、彼女にとってはただの散らかった紙のかけらだったのである。
そして私がそれから覚えた言葉は"Leave it" 。
つまり、「そのままにしておいて」という英語だったのである。
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(パズルシリーズ、まだ続きます)
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4 件のコメント:
100平方メートル以上のリビング、家事はすべてメイドまかせ、有り余る時間、数々の遊び……
ためいきがでますぅ。上流階級のマダムの生活を描いたよう。一度だけでもこんな暮らしをしてみたかったなぁ~。でも、メイドさんの扱い方には、戸惑うでしょうね。
今の私には、時間だけはありそうです(笑)
そうやって書いてみると、すごいマダムみたいだけど、現実はひどかったですよ。1週間、まるまる停電が続いたこともありました。冷蔵庫も炊飯器もクーラーもストップ。水もタンク車から買うのですから。それも気温35度もあるところで!
そのあげく、ものすごいデブになりましたね。でも帰国後、今度は20キロも減ったりして、はちゃめちゃでしたね。
そういえばとしちゃんが一時帰国したときもアフリカの猫を連れて帰ってきた時もお会いしていろんな話を聞いたと思う。吹き矢を持っているもん番屋や、すてきな帽子の話など。ブリッジやテニス三昧の日。でもこのメイドさんの話は面白いわ・・まさにアフリカを体験しているのだもの。ノンフィクションで「絵はがきにされた少年」という本とても面白かったから読んでみて。藤原章生という人が書いたの。としちゃんも書いたら面白いに。避暑?に行った白い家の並ぶ国の写真を見せてもらって素敵だなと思いました。国の名前は忘れました。アフリカから南米までいろんな国を見てきたのですね。
帰国後着なくなった大きな服をたくさんいただきましたね。(笑)
カンカンへ
昔のことはこれまで、私の気持ちの中では封印していたの。
服を差し上げたこともあったなんて、全然、覚えていないな。記憶が飛んでいるわ!
これからアルツハイマーにならないように、今日はそんなことを研究しているところに行ってきます。自分の頭が心配なのよ。
今、生きることに精一杯なんだけど、そのうち、いろんなことも少しずつ思い出していくだろうけど。
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