2008年11月10日月曜日
やっと大河内
(大河内山荘の絵葉書から)
京都の大河内山荘のことは、東京に戻ってすぐにでも書きたかったのだけれども、あれこれ寄り道していたので、ようやく辿り着きました。
大河内山荘というのは、京都の西、嵐山にある昔の時代劇映画スター大河内伝次郎さんが建てた別荘なんです。
ここは百人一首で有名な、小倉山のふもとにあります。
大河内さんという方は、ある一定の年齢以上の人にとっては、とても懐かしい俳優さんだそうです。
私は大河内伝次郎というと、「丹下左膳」くらいしか記憶がないのですが、話し方に特徴のあった俳優さんだったそうで、よく物まねの対象になったそうです。
この方の素晴らしいところは、映画俳優として得たギャラをすべて山荘につぎ込んだこと。
こういう素晴らしいお庭造りに全精力をかけたのかもしれません。
最初は関東大震災のときに持仏堂を建てて、そして撮影の合間にここにこもり、瞑想をしたそうです。
これが持仏堂です。
そして庭作りに芸術性を見出し、1962年に亡くなるまで、30年間にわたり、次々にお茶室を作ったり、お庭を広げていったようです。
苔むしたお庭に、時折、太陽の日が射します。
とてもきれい。
いつまでもここにいたい気分にさせられます。
高台に上ると、保津川の清流が眼下に見えます。
今のタレントさんで、そんなことをする人はいないでしょう?
この方、映画村のあった太秦からこの嵐山の別荘までは、なんと馬に乗って通っていたそうですよ。
このような大河内伝次郎のメモリアルコーナーもありました。
昔の映画も上映していました。
大河内山荘も、今頃はきっと紅葉のまっさかりでしょう。
でも春に訪れるのもいいかな、なんて思いました。
いずれにせよ、ここは大人の隠れ家です。
修学旅行の生徒さんもいません。
入園料を払うと、お抹茶とお菓子がいただけるのも、嬉しいサービスです。
大河内山荘は、彼の人生に思いをはせて、ゆっくりとしたひとときを過ごしたい場所でした。
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17 件のコメント:
静けさが伝わってきます。文化人というか、風流な方だったのね。丹下左膳のイメージとは、どうも重ならないけど。
京都はどこに行っても人が多いけど、ここは穴場ね。覚えておこっと。
聞いたことありますよ!
丹下左膳は藤田まことがやってませんでした?
旦那さんは山城新ゴがやってたと言っていますが。
昔の俳優さんは粋ですね。
行ってみたいけれど。。。
宿泊は高いのでしょうね。
入るだけでも行ってみたいなぁ・・・
そうそう、マサさんのような大人の方には行ってもらいたいわ。
ここにいると、言葉を交わさなくても、何かがお互いに伝わってくるような気がするの。
本当はあまり教えたくないんだけどね。
史子さんも古いこと知っているのね。
藤田まことや山城新伍も左膳をやったかもしれないな。
ここは見るだけで宿泊はないと思うわよ。
泊まれたら素敵だろうなとは、思うけどね。
以前紅葉真っ盛りの時期にこの近くを通りました。今度行く時は訪れてみたいところです。
ご主人入院されていたのですね。
としちゃんも忙しい毎日ですね。
うちは父が肺炎で入院していろいろあります。年齢なだけに心配しました。残された母の方も心配だし・・
写真をブログに載せるのも時間がかかります。時がどんどん過ぎてしまって・・
少し経ってから見るのも楽しいけれど。
ほんとうはすぐ載せたいですね。
カンカン、お父様の肺炎、大丈夫ですか?
うちの母もインフルエンザの予防注射に連れて行かないと。
だんなはもう出てきちゃったの。
私もまだ諏訪の写真が残っているけれど、
どうしよう?
でもカンカンの写真を見ていると、ひとつき前が懐かしいわ。
S教授にお会いしたら、よろしくね。
大河内山荘,一昨年の紅葉の時に娘と一緒に行きました。本当に美しい紅葉に出会えて
感動しました。大河内伝次郎なんて、伝説の人みたいに思えますけど、私は子供のころ映画で観ましたよ。(年でわね~)
懐かしい写真がみられて嬉しかったです。
ここは確かに隠れ名所。でも、一昨年は
紅葉の真っ最中だったので込んでいました。
ちょっと外すと、かえって良いのでしょうね。
上の名無しは私でした。
としちゃんへ
父は2週間くらい入院かといわれていましたが10日くらいであさって退院できるとの連絡をもらいました。
インフルエンザの注射をしてから休に具合が悪くなったとのことで年取ると体調のいいときに予防接種もしないと要注意です。
はいはい、リアルタイムで大河内伝次郎を見たのは、蘭さんだったのね。
そうか、紅葉のときは、こういう隠れた名所もやはり混むのね。私は少し早めに行ったのがかえってよかったのかもしれないわ。さとさんが教えてくれたの。
もう一度行ってみたいところです。
野々宮神社はあまりの人出で食傷気味だけどね。
カンカン、そう、退院が早まってよかったわね。でもこのところ寒いから、気をつけないと。
予防接種をしてかえって悪くなったら大変ね。そういえば、今年の1月か2月には、私もインフルエンザにかかってしまったんだわ。もうあの熱はこりごりです。
勘違い~@@
旅荘かと思いました・・・・・
サイトも拝見しましたが、本当に風雅を愛する方でらしたのですね。
来年の関西旅行は奈良にしようと行っているので、こちらにはゆけないかも知れませんが、サイトをブックマークして、いつかゆきたいです。
その前に、映画も見ておいた方がいいですね。
としちゃんさんのガイドはよくあるポイントと違って、楽しいです!
史子さん、こういうところに泊まれたらいいと思うけれど、管理が大変だと思うわ。
来年の旅行がもう決まっているのね。私はいつも行き当たりばったり。週末は娘とソウルです。だからそれまでに京都旅行の写真を片付けておかないと、まずいの。
大河内伝次郎の映画、ばったばったと悪者を切りつけて、爽快な感じでしたよ。DVDになっていたら見たいわね。
へぇ!こんなに素晴らしいところなのですね。
そりゃ、行かなくちゃだわぁ。
京都の人気は、年々上がるようで、特に外国人観光客が増えました。
彼らは日本人観光客とはまた別のものを見ているようで、こんなところで?と思うようなものにカメラを向けていたりします。
大河内山荘も、狙われそうですね。
混む前に、行かなくちゃ。
shiollyさん、是非、ダーリンと二人で行ってみて。きっと心にしみる何かがあると思うわ。
ここはまだ外国人には知られていないと思うの。行くなら今のうちかもね。
はい!待ってました。
という割に出遅れだわ(笑)
写真ステキですねぇ~♪
ここは本当に良かったね。
今日もお客様が東京から遊びに来られるらしくてどこかいいところがありませんか?って質問されたのでここを教えました。
shiollyさん行ってみてくださいね!
さとさん、京都でお世話になって、もう2週間くらいたってしまいました。あっという間ですね!
さとさんの大河内山荘みたいに芸術的な写真じゃないのよ。観光写真です。
また行きたいですね。
こういうあまり知られていないところ、他にも探しておいてくださいね。
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