さてさて、電車通勤をするようになって、階段を歩くことが多くなりました。
そうなると、靴の重要性が増してくるのよね。
靴選びには、いつもいつもすごーく苦労しているの。
というのも、私の足は22センチか、21.5センチという極小サイズ。
おまけに足の甲が薄べったくて、最近は外反母趾ぎみ。
こんな変な足に合う靴というのは、めったにないのです。
だから小さいサイズの靴を見つけたら、多少、履きづらくても即購入。
そうしないと、本当に見つからないのですよ。
世の中、Lサイズはどこでもバーゲンしているのに、Sサイズって本当に少ないの。

それで、今日は絶対に靴を買うぞと、新宿にでも出かけようと思っていたの。
でもその前に地元でも見るだけは見ておこうと思って、駅前のパ○○に行ってみました。
黒い靴は何足かあるので、ベージュかグレーの靴が欲しかったの。でも、そういう色の小さいサイズの靴ってめったに見つからないの。
店内をうろうろしていると、店員さんが、「サイズはいくつですか」と声をかけてくれたの。
「22か、21.5の靴を探しているんです」と言うと、「ああ、小さな靴ってあまりないんですよね」と痛く同情してくれたの。
店員さんは、「もしお時間があるのなら、うちの店にある小さなサイズの靴を全部持ってきますよ。その中で選んで下さい」と言うので、はい、とお願いしました。
待つこと暫し。
そうしたらさっきの店員さんが、お店の倉庫から探してきてくれた小さなサイズの靴を、両手にわんさとかかえてきたの。
そして、次々に靴の箱を開けて、「さあ、履いてみて」と言うのよ。
私は言われるままにまず一足、履いてみたんだけど、やはり少し大きいの。
そうすると、その彼女、「あ、これはダメだわ。じゃあ、こっち」とまた他の箱から靴を取り出すの。
そんなことが何回か続いて、やっとぴったりの靴があったの。
その靴はキャメル色の羊の皮で、足首にベルトがついていて、ヒールは木でできているタイプ。
「これ、足首が細く見えるんですよ」と言いながら、彼女は「うん、これが一番いいわ」と断言してくれました。
ほんと、私の履きたいタイプの靴だったのよ。
いろいろと話して、私の足の悩みをよく分かってくれたので、感激しました。
それで、ちょっと高かったんだけど、買うことにしました。

これまで、どのお店に行っても、「そんな小さなサイズのはありませんよ」とけんもほろろに扱われてばかりいたので、本当に嬉しかったわ。
たまに小さなサイズの靴があっても、すごくおばさんぽくて、ダサイんですもの。
選んだ靴は、右足は少し大きかったので、中敷きを敷いてもらうことにしたの。
店員さんは、「中敷きを詰めるのにちょっと時間がかかりますから、その間に昨日昨日オープンしたユニクロでも見てきたらどうですか」と言ってくれたので、私はホイホイとユニクロ見物。
ここまでお客さんのことを考えて接待してくれる彼女に乾杯しましょう。
このお店は何回か利用したことがあるけれど、良い店員さんに当たる確率が大きいの。
良い買い物をした後は、とてもハッピーな気持ちになれるのでした。