2014年3月3日月曜日

染めの小道 3 ~和の色診断~

先日の「染めの小道」ではそれぞれのお店でいろいろなイベントがありました。

その中で一番楽しくてためになったのは、「万葉烏梅染しぎや」▼という呉服屋さんで行われた「和の色診断」でした。

ここのご主人が、それぞれの人に似合う着物の色を無料で見立ててくれるというのです。
これは是非、参加しなくてはね。

ちなみにこのお店には1年365日の全部の日に合わせた色見本がありました。
また365日の誕生日の花が定められていて、私の誕生日のお花はグラジオラスでした。

このお店では「烏梅染め」(うばいぞめ)という独特な染め方で、布を染めています。
真っ黒な梅干しのような梅を使って染色するそうで、そうすると何とも言えない深みのある色に染まり、それが着る人を美しく見せるというのです。

まずは自分の好きな色を3色選びました。第一印象で選ぶということですが、あまりに多くて大変。


ご主人の言葉を借りて言うと、「似合う色、というのは顔を明るく美しく見せる色」とのこと。

右端の方がご主人です。
この道、数十年の経験から、「この人にはこの色」というのがすれ違っただけで、パッと分かるということでした。
ご主人は電車に乗っても、前に座っている人の顔をじっと眺めて、「この人にはこういう色がにあうだろう」といつも研究されていらっしゃるのだとか。

真中のお二人の方と一緒に参加しました。
ご主人が熱弁をふるっていらっしゃるところです。


こちらの方はご自身では粋な色を選んでいらっしゃいましたが、優しい雰囲気のお顔とマッチしない、ということでご主人は別の色を選びました。すると、本当に良くお似合いになるのです。さすがね。


こちらの方は濃い色の布を選んでいましたが、色白でいらっしゃったので、あまり濃い色だと、顔が沈んでしまうということでした。それで淡い色に変えたところ、とてもお顔がきれいに映りました。本当に印象が変わりました。


私が自分で選んだのはこちらの三色。
桜色、薄いベージュ、銀納戸という青い色でした。


ところがご主人に言わせると、私は「暖色」の人なので、あまりくっきりとした色よりも、暖かみのある色のほうが良いそうです。
ご店主が選んでくれたのは、こちらの「鴇浅葱」。
これがベストカラーだそうです。柔らかい雰囲気が良いみたいですね。


暖色人間の私ですが、寒色系の色を着たい場合には、このような「浅青磁」が良いそうです。
似合った色をまとうと、気分も上々になりますね。


これからの着物選びにとても役立つイベントでした。

ご参考までに、以前、「和のパーソナル診断」というのを受けたことがありますが、その時に選んでいただいた色も、淡いピンク系と薄い水色系が似合うということでした。
その時のブログ▼

どちらも同じような結果になっていますね。

ということは、濃い色や黄色系統の色は似合わないのかな。





4 件のコメント:

うたどん さんのコメント...

着物のお勉強には驚いております。
色々調べてお出かけですね?

自分に合う色って 中々わかりませんよね、
さすがプロ としちゃん やさしく お顔が
明るくなってます。

おおしまとしこ さんのコメント...

うたどんさん、着物のイベントは役に立つし、知識も増えるのでなるべく参加するようにしています。
プロの人の見抜く力はすごいですね。
でも好きな色と似合う色は違うようで、それが残念です。

よーでる さんのコメント...

としちゃん様 こんにちは

染めの小道にお出掛けだったのですね。
金曜は良いお天気でしたものね。一転土日は雨模様で、主催の方にはお気の毒でしたね。
中井は家から電車で10分程なので、実は思い切ってとしちゃん様をお誘いしようかと思っていたのです。
結局私の都合があやふやだったので断念しましたが、また次の機会を狙おうと思っています(笑)

おおしまとしこ さんのコメント...

よーでるさんはこちらのお近くだったんですね。「染めの小道」には前から行きたいと思っていたのですが、何かと用事が重なってしまって、今回が初めてでした。素敵な町起こしですね。
この沿線でしたら「シルクラブ」も近いですよね。今度ご一緒できたらいいですね。