私はいわゆる着付け教室というところには行ったことがないので、初めて自分で着物を着たときから、いろいろな方の着物本のお世話になっています。
その手の本を読むのはとても面白く、毎回色々な発見がありました。
それで、着物を着ている時間よりも、本を読んでいる時間のほうが長かった時期もありました。
しかしどの本も、全くの着物入門者にとっては、説明している用語すらよく分からず、また図解を見ても、着物や帯の模様がごちゃごちゃしていて、かえって分かりづらかったという記憶があります。
分かっている人にとっては何の疑問もないことでも、初心者には「え?」とクエスチョンマークがつくことは多かったですね。
またユーチューブでもあれこれ探して、着付けや帯結びの方法を何回も繰り返し見て、真似してみました。
着物生活5年目になり、今ではあまり時間をかけることなくさっさと着てしまいますが、それでもたまに半幅帯の結び方などは忘れてしまって、雑誌やユーチューブのお世話になることがあります。
笹島寿美さんの「キモノを着こなすコツ ~153の質問に答える」は、初心者のころはかなり難解に感じましたが、何回も図書館から借りてきては、お知恵を拝借している愛読書のひとつです。
この本では笹島さんの主義主張がしっかり貫かれていて、着物の着付けや帯結びなどについて、いろいろなコツが紹介されています。写真よりもイラストが多いことが特徴となっています。
私は本の中で、なるほどと思ったところは真似させていただいていますが、補正方法などはあまり自分の感覚と合わないので、そのあたりは飛ばしてしまっていますが。
今回、利用したのは「笹島式肌じゅばんの作り方」というページです。
これはさらしを使って肌じゅばんを作る方法が説明してあります。
笹島さんはかなりのさらし愛好者のようにお見受けしますが、やはりさらしそのままでを身体に巻くのは難しそう。というか、どんどんさらしが下がってきてしまいそうな感じがします。
でも肌に直接触れるものは、なるべく自然のものを使用していたいし、私はオシャレな化繊のレースなどにはかぶれる体質なので、この際、さらしを使って自分で肌じゅばんを縫ってみることにしました。
用意したのは、さらし2メートルほど。
まずは長さを半分に切って、右半身用と左半身用に分けます。
つまり左右の布は、肩のところから前後に続けて使います。
そして首の入るところを適当にくり抜いて、後ろ身頃にあたるところを背縫いして、胴にあたる両サイド(少し身頃はカットしました)を縫い、首回りと裾を三つ折りにしただけでできあがり。
つまり、さらしの両方の耳を使っているので、袖口や前身ごろはそのままなので簡単にできました。
ちなみに以上はすべてミシン縫いです。
さらしは汗をよく吸い取ってくれるので、浴衣の時などに利用したいと思っています。
でも、ちょいと実用的すぎて可愛らしくないので、袖口に綿レースでも付けようかな。
2 件のコメント:
着物ライフはもう5年にもなるの?
私は仕事が1年延びたので来年からチャレンジ・・
今年は秋に着物で懐石料理の企画に行くことを目標に帯前結びを習うことができればと
取り掛かりにしたいと思っています。
何しろ何が必要なのかも、着物のたたみ方も
わからないのですから・・
としちゃんに入門書を書いてもらいたいくらい・・
これだけ研究すると本の1冊でもかけそうじゃない?
とりあえず家にある着物を干してどれが着れるかを
確認するところから始めよう・・
カンカン、お母さまからの着物がそんなにたくさんあるのね。羨ましいわ。
目標があると着物の着付けもきっと上達するでしょうね。
数を重ねて着ていれば、なんとかなりますよ。
いろいろな流儀があるようだけれど、いいところを取り入れて、着やすいようにすればいいと思うけどね。
カンカンの着物姿、楽しみにしていますね。
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