今回の展覧会は「誰が袖図」。
「誰が袖図」は「たがそでず」と読みます。
「これは、誰の袖なの?」という名前で呼ばれている絵のことです。
江戸時代、どこかのお部屋に衣桁が置いてあり、そこにいろいろな着物が掛けられている屏風などの絵のことです。
一人分の着物ではなさそうなので、やはり脱いだ後の着物ではないかしら?
絵には着物が描かれているだけで、人物は登場しません。
着物を脱いだ主人公たちはどこにいるのかな?
そんな妄想も湧いてくるような風俗画でした。
華やかでそして密やかな雰囲気が漂ってきました。
別室では旧竹田宮家所蔵の婚礼衣装も展示されていて、やはり本物の着物を見るのはいいですね。
やはり絵とは違います。
豪華な装束や、豪商のお嬢様が着たと思われる華やかな着物がたくさんあって、ため息が出そうでした。
根津美術館のよいところは、あまり広くない展示会場と、それよりも広そうなお庭です。
ちょうど紅葉が見頃でした。
燃えるような紅。石灯篭が素晴らしい。
色とりどりの紅葉でした。
これはインド?
あるいは中国のものでしょうか?
通りすがりの方に写してもらいました。
都心で紅葉狩りを楽しめました。
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この日の装い。
下北沢のリサイクル着物屋さんで、かなり前に買ったちょっと珍しい色の大島紬です。
丈が長くて、うまく着られませんでした。
あれこれ調整していたら、今度はおはしょりが短かすぎてしまった!
おまけに後ろ幅はすごく広いのに、前幅は22センチほどしかなくて、すぐに前がはだけてしまう、困ったちゃんの着物です。
この頃はまだ着物の寸法のことはあまり考えていなかったので、裄丈だけで選んでしまったのでしょう。
(ということで、この着物は、着物リメイクの弥弥さんに直してもらうことになりました▼。)
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