従妹はピアノは弾くのですが、三味線には興味がないようなので、捨てるに捨てられなくて困っていたのでした。
それで私が使えるものかどうか、空っぽの三味線ケースを持参して、従妹の家まで行ってきました。
ちょうどお昼時だったので、お弁当を用意してくれました。
「なだ万」の二段弁当です。
いろいろな具がちまちまと入っていて、とてもきれいでした。
いとこは私より6歳年上、ご主人はいとこより干支が一回り上で、世間的に見れば老夫婦なのですが、二人ともとても元気でした。
とても好奇心がある人たちで、大学でサークルを作って歴史の勉強会をしているそうです。
二人は、かつてグアムに住んでいたので、昨年、うちの娘がグアムで結婚式をした話を懐かしそうに聞いてくれました。
さて、こちらがいただいてきた三味線です。
お太鼓のところが大きく破けてしまっているので、和楽器屋さんで見てもらいました。
するととても高級な三味線だということが分かりました。
いとこの話によると、伯母は5歳くらいのころから長唄と常磐津を習い始め、戦争中の時は中断していましたが、その後もずっとお稽古を続けていたそうです。
和楽器屋さんからは、
「あなたが使ってあげたら、この三味線も喜ぶわよ」と言われたので、ちょっとお金はかかりますが、修理をお願いしました。
出来上がりが楽しみです。
父方の叔母からは着物や帯をたくさんいただき、母方の伯母からは三味線をいただきました。
ありがたいことです。
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この日の装い。
伯母が好きだったような感じの、すっきりとした縞の小紋にしました。
私は勝手に、江戸前風着物と呼んでいます。
帯は、実家で使っていた風呂敷をリメイクしたもの。
たれ先に、実家の名前が入っているので、いとこたちも驚いていましたよ。
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