2017年2月9日木曜日

市民カレッジ 美術館建築のつづき 2

今回の市民カレッジのまとめは、「美術館建築を楽しむ」の中の「神奈川県立近代美術館3館」です。
先月の上旬に受講した内容です。

神奈川県には3つの県立近代美術館▼があり、鎌倉館、鎌倉別館、葉山館です。


1.神奈川県立近代美術館・鎌倉▼
ここは1951年(今から60年以上前)に、板倉準三という建築家が設計しました。
この方はもともとは東大で美術史を専攻していましたが、その後、建築の道に移りました。フランスに留学してコルビジェの元で働いたそうです。
その後、帰国してからはパリ万博の日本館、六本木の国際文化会館、渋谷の東横デパートやプラネタリウムなども手掛けたそうです。
単に一つの建物を建築するというのではなく、町全体のデザインも構想していた方だそうです。
この美術館は「日本の近代建築20選」の一つにも選ばれています。
また桂離宮の石畳を真似たり、ガラスを多用したりして、当時としては画期的な建物だったと思います。
ただし、2016年1月末に一般公開は中止されました。

2.神奈川県立近代美術館・鎌倉別館▼
こちらは1984年年に、大高正人という建築家によって設計されました。
この方は千葉県文化会館、坂出の人工土地、多摩ニュータウン構想も手掛けました。
こちらの美術館の土地からは遺跡が発掘されたそうで、それで正面玄関あたりの設計を変更したため、ちょっと変わった構造になりました。

3.神奈川県立近代美術館・葉山▼
ここはかつて高松宮邸があったところで、葉山の御用邸の近くです。
海岸のすぐ近くに立っています。
「しおさい公園」の中にあり、レストランは見晴らしの良い高台にあります。
「海の見える展示室」は天井高が6メートルもあり、自然光と人工照明がうまくミックスされているそうです。
海のそばの建物なので、塩害やコンクリートの劣化を少なくするため、ガラスで設計してあります。また外の潮風が入らないよう、砂や虫なども入らないような工夫がされています。
2003年に佐藤総合計画という会社が設計しました。
この美術館は、逗子からバスに乗って行くというように、アクセスはちょっと悪いのですが、一度は訪れてみたいと思いました。

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この日はとても寒くて、受講後は身体を温めたくて、お昼は外できつねうどんをいただいてしまいました。雑穀米とデザートも付いていました。


ただ、この時、隣に3歳くらいのおませな女の子がいて、すごくうるさいのに、母親は何の注意もしないので騒々しくて、あまり食事をした気分になれませんでした。

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この日の装い。

いただきものの大島紬です。


これは婿さんのお母さんが、どなたかの紬を私サイズに作り直して下さったものなので、とても着やすい着物です。

帯はかなり派手目な型染。

滋賀県のMさん手づくりのガラスの帯留をしています。


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