去年の秋に、風呂敷について学ぶイベント▼がありました。
ちょうどその頃、亡くなった叔母の遺品整理を手伝っていたのですが、叔母の家には数多くの風呂敷が保存されていて、捨てるには惜しいと思っていました。
風呂敷のイベントで出会い、ご指導いただいた風呂敷文化研究家のつつみ先生▼にいろいろと教えていただきながら、叔母の家や、私の実家にあった古い風呂敷について、ちょっとご紹介させていただきます。
風呂敷にはいろいろ種類があります。
素材でいえば、木綿、絹、ナイロン、など。
大きさでいうと、本当に小さなものから布団が包めるくらいのものまで、さまざまです。
また模様もストライプ、染め、高名な画家の描いたもの、などありとあらゆる種類があります。
【木綿の大きな風呂敷】
こちらは、無地の大きな風呂敷です。
1メートル80センチ以上あったと思います。
布団を包んだのかもしれません。
隅に叔母の家の名前が白く描かれています。
こちらも大きな風呂敷です。
風呂敷の定番「唐草模様」です。
この模様は、蔦は生命力の象徴であることから、長寿や家族の繁栄を意味するおめでたい文様だそうです。
「どろぼう」を思い浮かべてはいけませんよ。
こちらは上の風呂敷とは色変わりの唐草模様。
小豆色と言ったら良いでしょうか。
かなり色あせてしまっていますが、きっと活躍したのでしょうね。
布団が包めるくらいの大きさでした。
こちらも吉兆文様の「熨斗」が描かれた、大きな風呂敷です。
熨斗の中に、いろいろな模様が入っていて、楽しくなります。
次は私の実家の名前入りの大きな風呂敷です。
ストライプの色合いがモダンですね。
祖父母は、戦前は台東区の谷中に住んでいたので、隅に住所と名前が貼り付けてありました。
印鑑まで押してあるのが、おかしいですね。
他の人の風呂敷と、間違えないようにするためだったのでしょうか。
こちらは少し薄手ですが、やはり大きな風呂敷です。
名前が右から書かれているのが、昔っぽいですね。
これらはすべて木綿製です。
どれも地が厚く、しっかりしているので、重いものを包んでも大丈夫です。
(この項、続きます)
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