旅行に出かけても、大自然がある場所よりも、人が住んでいる普通の場所の方が好きです。
着物を着るようになって、着物友だちが増えると、それまで行ったことのない場所にも出向くことが多くなりました。
京都など古くから人が住んでいる町はもちろん好きな場所ですし、最近できた町にも面白い発見がありますね。
今回は埼京線の南与野というところに行ってきました。
新しい町でした。
駅前広場にはカラフルなお花が咲いていました。
マンションが立ち並んでいました。
その駅の近くにあるカフェギャラリー「ラルゴ」で、染色の作品展がありました。
着物友だちのSさんが習っていらっしゃる「染工房上原」の作品展です。
上原先生はさいたま市に工房があり、ご主人様も染色家なのだそうです。
Sさんは着付けのお仕事と、別のお仕事をされていらっしゃり、とてもお忙しい方なのですが、時間をやりくりして学び、こちらの見事な帯を染め上げました。
マネキンを会場に持ち込まれたとのことで、さすが着付け士さんですね。
ビビッドな色遣いで、私の好みにぴったりでした。
センスの良さが表れていました。
作者のSさんです。
帯揚げもご自身で染めたものだそうです。
鮮やかなトルコブルーでした。
作品を真ん中にはさんで、写していただきました。
上原先生の工房では、ご自分の好きなものを染めて良いシステムだそうですが、それは楽しいことだろうと思いました。
作る楽しさと、それを身にまとう楽しさの両方が味わえるのはいいですね。
習い始めて1年くらいの方の作品もありましたが、みなさん、とても素敵なものを作っていらっしゃいました。
同じ型を使っても、人により使う色が違い、そしてその色によって印象がまるで違ってくるのが面白かったですね。
「ラルゴ」はお洒落なギャラリーで、グランドピアノも置かれていて、作品展ではミニ・コンサートも開かれたそうです。後ろに見えますね。
カフェではお抹茶をいただきました。
季節の先取りでしょうか、お茶碗には牡丹の絵が描かれていました。
棚には金太郎とクマのお人形さんも並べられていました。
五月の子どもの日も、もうすぐですね。
すてきな染の作品を拝見させていただき、ありがとうございました。
再来年の作品展も楽しみにしています。
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この日の装い。
八王子娘のバザーで譲っていただいた、木の年輪模様の着物です。
帯はろっこやさんの「細見せ」レインフォレスト帯。
ウッドビーズ帯締めで引締めてみました。
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