2019年1月2日水曜日

日本を変えた千の技術展

お正月早々、去年の出来事をアップすのはちょいと気が引けるのですが、暮れにはあちこちお出かけしていて、記事が滞ってしまいましたので、ここに書き留めておきます。

さて西暦2018年は明治150年ということで、いろいろなところで明治から平成までの総まとめの展示会がたくさん開かれていました。

こちらの「日本を変えた千の技術展」▼もその一つですが、暮れに科学博物館で鑑賞してきました。


日本を変えた広範な科学技術の歴史、開発に携わった人たちの物語、それぞれのモノの実物や資料などが一堂に紹介されていました。

それまで存在しなかったもの(たとえば電気製品、セルロイドとかクオーツとか)などを発見した人、作り上げた人たちがいたこと、改良を重ねて使いやすく、大量生産できるようにした人がいたこと、そのような目に見えない発展の歴史は、それぞれの人がいて、それぞれのストーリーがあったのですね。

また日本の科学技術の発展は、明治以前の江戸時代からの知識や技術の積み重ねがあったからこそ、ということが分かりました。

そして明治、大正、昭和、平成と発展してきた技術の流れがよく分かるようになっています。
次の元号になっても、また新しい発展があることでしょう。

私は、戦前のことは分かりませんが、戦後の発展とともに成長してきたので、見ていて懐かしいものがたくさん並んでいました。

大人が見ても、そして昔のことを知らない子供が見ても楽しめる展覧会です。

協力したところのリストを見るだけですごいですよ。
旭化成、宇宙航空研究所、NTT技術資料館、コマツ、産業技術総合研究所、ソニー、第一三共、鉄道総合技術研究所、電気学会、東工大、東大、東北大、東京農工大、日経サイエンス、郵政博物館。。。。

展示物は特別なもの以外は撮影OKでしたので、順不同に載せてみます。
ただし、私は理系人間ではないので、きちんと説明できないものがたくさんあって、残念です。
ご了承ください。


物差しの歴史
(今でも鯨尺や曲尺が使われている分野があります)



活版印刷機
(私が子供の頃にあった謄写版に似ていました)



電動式の糸巻き機



初期のエレベーター
(右のエレベーターボーイはお人形さんです)



初期の電話機
(先日、山本亭にもありました)



蓄音機




蘇言機
(録音機の元になるもの)



エジソンが明治天皇に献上した蓄音機のサイン
(この二人が同世代の人だったとは!)



水晶
(クオーツ技術の発達)



磁石の発達



ガス灯



冷蔵庫と炊飯器
(これは私も知っています)



明治時代の美顔器
(これはびっくりしました)



車の発達
(ロータリーエンジンの出現)



可塑性合成樹脂
(セルロイドの存在がモノづくりの発展に貢献した)




セルロイドの石鹸箱
(筆箱や裁縫箱もありましたね)



ナイロンの発達でミニスカートが流行った
(ツイッギーは大人気でした)



炭素繊維でできた義足
(軽くて壊れない素材)




蚕の種類の変遷
(これは東京農工大の博物館でも見ました)



電子レンジ
(業務用だそうです)



懐かしい電話機
(今の子供は使い方が分からないでしょうね)



日本初のコマツのブルドーザー
(とても大きくて戦車のようでした)



X線



右のハンドルを回して計算する機械
(タイプライターのようでした)



日本初のワープロ
(こういうのは私も使っていました)



配線のすごいこと!



(こちらは写真撮影コーナーです)

この展覧会は2019年3月3日まで開催されています。
お子様連れで、是非科学博物館まで足をお運びください。


0 件のコメント: