私は、ちょっと気になる時には、和楽器屋さんで点検していただいています。
これまでにも、皮を張り替えてもらったり、糸巻きを交換してもらったりと、いろいろメンテナンスをしていただいています。
少し前には、下の写真の○の部分を押さえている座金(?)が変形してしまって、そこを直していただいたこともありました。
このところ、弾いている最中に、急に糸がだらんとすることがあり、音が出せなくなり弾けない状態に陥ることがたびたびありました。
糸はただ巻き付けてあるだけなので、弾いているうちにどんどん緩くなって、音程が下がることはよくありますが、それは糸を巻き直せばそれで済みます。
ところが、がくんとなってしまうと、人前で演奏中に直すのは私には大変なので、和楽器屋さんに見てもらいました。
それを丁寧に紙やすりできれいにしてもらいました。
その時に教えていただいたのですが、糸巻きにあいている小さな穴は、経年劣化するので、糸巻きがすり減ってくると、新たに穴を開けるのだそうですが、私の三味線も以前とは別のところに穴が作られていました。
実はこの三味線は、もうすでに亡くなった伯母が使っていたものですが、その時に穴の位置を変更したのだと思われます。
この三味線の経歴が見えたようで、嬉しくなりました。
さて、ということで三味線のメンテナンスも終わり、今日は市のイベント▼に出演します。
会のみなさんとご一緒に、「勧進帳」の「瀧流し」を演奏します。
うまく弾けますように。
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