アーティストトーク「邊薫×山中迓晶」▼です。
画家と能楽師という、異色の組み合わせのトークイベントでした。
会場は、「三鷹 Cafe Hammock」▼というカフェでした。
お店に入ると、天井から大きなハンモックが吊る下げられていました。
そこに座っても良いそうですが、私は着物だったので、ひっくり返るとまずいと思って、普通の椅子に座りました。
周囲には、マンガ本がずらりと並べられていました。
そして観世流能楽師・シテ方の山中迓晶さんと、画家の邊薫さんが登場。
お二人は、7年前に三鷹市の商店街でのイベントで交流されたのが初めてだそうです。
お二人とも三鷹市を拠点として芸術活動をされていること、そして邊薫さんは「富士山展」▼という催しに参加されているので、この企画が実現されたとのことでした。
まずはお二人のトークがありました。
能楽師さんから、能の歴史的な説明などがありました。
山中さんは、舞うときには「無になって踊る」ということでしたが、「小説の挿絵」のような存在になるのが、良いのだとか。
どういうことなのか、興味がありますね。
そして邊薫さんの描いた大きな富士山の絵の前で、「羽衣」を舞われました。
能の最後の部分「キリ」と呼ばれるところです。
その後、能の内容の説明がありました。
説明をされたあと、もう一度、同じ舞を舞われました。
すると、なんとなく振りの意味などが分かるような気がしました。
「羽衣」は、三保の松原が舞台であり、富士山を眺める場面もあるというので、まさに富士山の絵とぴったりなのでした。
なかなか面白い試みでした。
飲み物代だけで、目の前で生の能が見られるというのは、とてもラッキーでした。
ちなみに富士山の上の方に見える丸いものは、太陽と月を表しているそうです。
左が太陽だということでした。
この富士山の絵は、このカフェで1月2日から描き始めて、およそ10日間ほどで完成したそうです。
私は、力強く描かれた富士山も素敵だと思いましたが、空のブルーがとても気に入りました。
このカフェでは、場所を提供されていて、いろいろなイベントに利用できるそうです。
この日は、外国の方や、小さなお子さんも鑑賞されていました。
気楽に能や絵画が楽しめるのは、良いですね。
この日の装い。
先日の世田谷ボロ市で見つけた▼着物を着て行きました。
実はこれは1500円だったのですが、着物に詳しい人に言わせると「龍郷織」という、今は手に入れることが困難なものなんだとか?
ラッキーでした。
黒と赤の色の取り合わせが、なんとなく邊薫さんの富士山に似ているような?
帯は、無地ですが、これもワインコインか1000円でも買ったモノ。
ちょいとシワが寄ってしまいましたね。
いつもいつも安物ばかりですいません。
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