2019年5月30日木曜日

明治大学オープンカレッジから「葉月」へ

少し古い話になります。

先月、御茶ノ水にある明治大学で講義を受けました▼が、今回は同じ明治大学でも和泉校舎に出かけてきました。
今回のテーマは「高齢社会」についてです。

和泉校舎は、うちからは電車に乗れば、二つ目の駅のところにあります。


この日は土曜日でしたが、授業があったようで、学生たちがいました。

明治大学のロゴ、こういうのだったのですね。
知りませんでした。


こちらの図書館で講義を受けました。
お洒落な建物でしたよ。


こちらはメインの校舎です。


講義の前に、このペットボトルのお茶を買ってみました。
大きなサイズでしたが、100円でした。
「明大茶」です。


政治経済学部の星野泉先生という方のお話でした。


「少子高齢社会の負担のあり方から見る 本当に幸せとは」というテーマに興味があり、講義を聞いてみたかったのです。
ただし、短い講義の中では、答えはなかったような感じがしました。
いろいろなデータを紹介していただきました。
日本の税収の推移、世界各国の税負担率やGDP、一人の女性が何人の子供を産むかという特殊出生率、国別賃金の男女格差、失業率などなど。
もう少し具体的なお話が聞けるかと思っていたのですが、データの紹介に終わってしまったような感じでした。

星野先生は、専門は財政学ですが、北欧(特にスウェーデン)の社会事情に詳しい方で、そちらの話の方が面白くて、記憶に残っています。
たとえば、今、日本では高齢者の運転についていろいろな問題がありますが、スウェーデンでは交通死者はとても少ないそうです。
その原因として考えられるのは、車(ボルボ)はすべてマニュアル車で、オートマ車はないからだそうです。
日本車もそのようにすれば、少しは交通事故が防げるかもしれませんね。
またスウェーデンには「両親休暇」というのがあり、これを利用して、父親も母親も育児に当たっているということでした。
面白い話としては、スウェーデンには日本の居酒屋にあたる店はないそうです。
というのも、自分の時間はたっぷりあり、簡単な料理ならだれでも自分で作るので、超高級レストランはあっても、簡単なつまみを出すような場所は必要ないということでした。
同じ理由で、ファミレスもほとんどないそうです。

北欧のように税金の負担を上げて、生活を豊かにするか、あるいは税金が低いままでよいのか、考えさせられました。
スウェーデンもバラ色の国ではなく、寒くて、また情報公開をしすぎる国だという話でした。

このオープンカレッジは無料で、誰でも受講できます。
いろいろな刺激を受けるには、よいシステムだと思います。

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講義の後には、明治大学和泉校舎の近くにあるアンティーク着物の店に行ってみました。
前から一度、行ってみたかったところです。
お隣の駅からのほうが近いようですが、一駅だけ乗るのはもったいないので、マップを頼りに、大学から歩いて行きました。

探し求めたのは、こちらの「キモノ葉月」▼でした。
facebookでよく見かけるので、一度は行ってみたかったのです。
古いおうちでしたが、雰囲気はアンティーク着物にあっていました。


ただし、売られていた着物は、私の好みとはちょっとずれていて、おまけにかなり高額でしたので、ざっと見るだけにしました。
お店には外国人も来ていて、こういう着物は人気があるのだろうなと思いました。
ということで葉月を見学して、後にしたのでした。


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この日の装い。

秩父銘仙の単衣着物です。
2015年に「新啓織物」に行った時▼、B反で売られていたのを、マイサイズに仕立てたものです。
本来の値段の3分の一くらいで購入できました。


写真では分かりませんが、淡いピンクの地に、グレーで牡丹のような花が描かれています。

帯は、ちょっと大人しく、型染のもの。
ストライプの半襟は、都粋さんのイベントでいただいたものです。

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