2019年5月5日日曜日

「ギュスターヴ・モロー展」@汐留

先月の末、地上46階の高層レストランでランチ▼をしたあとは、地下道を通ってパナソニック汐留美術館▼まで歩きました。
全然濡れずに助かりました。
私は、家の台所をリフォームするときに、ここの階下にあるパナソニックのショールームに来たことがあります。


この美術館を選んだのは、かつて美術系の大学に通い、美術館でお仕事をされていたAさんです。
「ギュスターヴ・モロー展」▼が開催中でした。
ここならそれほど混まないし、彼女がモローがお好きだという理由でした。
ラッキーなことに、私はシニア料金で、おまけにEさんから割引券をいただいたので、普通の人より200円安い料金で見ることができました。


私は日本画のことは少しは分かりますが、洋画はまるで分かりません。
モローという人は、1826年に生まれ、1898年に亡くなっているので、文政時代に生まれて、天保、安政などの幕末を経て、明治時代中頃まで生きた画家と思えばよいのかしら。
その頃のフランスはどんな時代だったのでしょう。

今回は「モローが描いた女性」というサブタイトルでしたが、キリスト教芸術にはよく登場するサロメの絵画も展示されていました。
またモローが愛した母親や恋人などの絵画もありました。

モローという人は、幻想的な絵画を描く人のようですね。
題材となるのは、ギリシャ神話や聖書から選んだものが多いようでした。
やはり西洋絵画を見るときは、そういう背景を理解しないと、ないとなかなか分かりにくいかもしれませんね。


そうそう、この展覧会には「一角獣」が何点か描かれていました。
私は2013年に「貴婦人と一角獣」展覧会を見た▼ことがありますが、その時はタペストリーの作品でした。


こちらの「貴婦人~」と関連性があるのかしら。
今回のモローの一角獣も、「貴婦人~」と同様に、赤い色がうまく使われていたと思いました。

一角獣以外にも、顔が人間で、身体が馬のような動物というケンタロウスも登場していました。
モローという人は、空想上の動物がお好きなのでしょうか?

ふだん、自分ではあまり選ばない展覧会に足を向けてみるのも、面白いものだと思いました。

こちらは撮影コーナー。
AさんもEさんもおすまし顔なのに、私だけにやけていますね。


一人で写していただいた写真を、ちょいと加工してみました。
何となくパリの香りがするかしら。
ぐるぐるのらせん階段、あまり実用的ではなさそうですが、雰囲気は素敵でした。


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この日の装い。

着物はトリエさんの刺繍着物。
深緑が気に入り、マイサイズに仕立てていただきました。


帯は私の定番、Berry工房さんのレース帯です。
白い帯は、どんな着物にも合うので便利ですね。


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