93回目の開催だそうです。
国展には、高校の同級生(実は幼稚園、小学校、中学も同じだった)の綿貫倫子さんの作品が出展されているのです。
彼女は国画会工芸部の会員でいらっしゃいます。
国立新美術館の3階まで上りました。
窓ガラスから見える新緑がとてもきれいでした。
綿貫さんの作品です。
彼女は毎年、このような大きな格子の作品を出品しています。
今年は茶色ベースのちょっと落ち着いた感じのものでした。
今回ご一緒したTさんです。
シックな紬に、生成り色の帯が、作品にぴったりでした。
アットランダムに、気になった作品を写してみました。
左から、
緑が美しかった幾何学模様の染め物。
鮮やかな染色。
少女向きの着物。
こうやってみると、私の好みはちょいと可愛い染め物が多いかしら。
とはいえ、自分で着るとなるとまた別ですが。
Tさんが気に入ったのはこちら。
焦げ茶色の織の作品です。
「帯にしたいわ」ということでしたが、ちょうどお召になっていた着物にも合いそうですね。
どれを見ても素敵な作品ばかり。
日曜日の午後でしたが、会場はそれほど混雑していなくて、気持ちよく鑑賞できました。
工芸の部には、織物や染め物の他に、花器なども展示されています。
この後、版画の部も見せていただきましたが、あまりにいろいろありすぎて、目がくらんでしまうほどでした。
訴えるものがある強烈な印象の作品も多くて、全部を受け入れようと思うと、ちょっと疲れてしまいました。
その点、布の作品はどれも適度におおらかで、それでいてそれぞれが工夫されていて、好感が持てるものばかりでした。
この日は、本当に気持ちの良いお天気でした。
木蔭で休みましたが、風がそよそよと吹いて、ずっと座っていたい気分になりました。
黒川紀章さんの新国立美術館でした。
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