2019年11月11日月曜日

「コートールド美術館展」関連文化講演会

先日、市の文催しで、「コートールド美術館展」▼について解説する講演会がありました。


「コートールド美術館展」というのは、ロンドンにある「コートールド美術館」で所蔵されている印象派の絵画の展覧会です。

コートールドは、1876年生まれ1947年に亡くなったイギリスの実業家ですが、美術コレクターとして有名な人だそうです。
日本では明治、大正、昭和までの時代の人ですね。
彼は、収集した絵画を、初めは自宅に飾っていましたが、その家も展示会場として、提供するようになったそうです。

今回は、たまたまロンドンにある美術館が改装中なので、その間、多くの作品が日本にやってきたということだそうです。

私は西洋絵画については疎いのですが、それでもセザンヌやルノワール、ゴーガン、くらいは知っています。
今回はその印象派の有名画家の作品が、数多く展示されているのです。


解説したのは、東京都美術館の学芸員さん。
まだ若い女性でしたが、とても理知的で、頭の良さそうな方でした。
言葉もきっちりとしていて、無駄なおしゃべりもなく、あいまいな表現はせずに、理路整然としたお話をされました。
キャリアウーマンのようでしたね。

それぞれの絵画について、作者の紹介、作品の見どころ、裏話などを丁寧にお話してくれました。

中でも、こちらのパンフレットの表紙になっているマネの「フォリー=ベルジェールのバー」は、鏡に映ったものを描いているという点で面白いのですが、ちょっと無理な構図もあるのだとか。


他にも、セザンヌの山の風景画、ゴーギャンのタヒチの絵、ドガの踊り子、ルノワールの「桟敷席」など、どれも教科書に載っているような有名な絵画がたくさん見られる展覧会です。

講演会の終了後には、こちらの無料鑑賞券が配布されました。
それを目当てに来場した人も多いみたいですよ。


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この日の装い。

会場がご近所のホールなので、気楽な着物です。
11月になっても、まだ単衣の紬。


帯は、護国寺のフリマで見つけた100円のウール帯。
たれ先がフリンジです。


黒とピンクの格子の羽織は大島ですが、「世田谷ボロ市」でたしかワンコインでした。
着物とのセットの片割れのような感じです。




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