もぅ、もぅ、もぅっ・・・

来週、旅行に出かけるので、その間、母をショートステイで預かってもらうことにしたの。


我が家には娘（母にとっては孫にあたる）もいるのだけれど、彼女は目下、ラブラブの彼氏との付き合いが忙しく、まるであてにならない。

そういうことで、だいぶ前からケアマネージャーさんと相談して、6月に利用したショートステイを再利用することにしたの。

それでいろいろすったもんだあったのだけど、ようやく、今日、母をショートステイに連れて行きました。

私は午前中、お仕事のお休みをいただいて、母を連れて行くことにしたの。
ところが、たった２カ月前に利用したというのに、母はもう忘れているのよ。

まったくね～。


ショートステイまでは車でお迎えが来るのだけど、私はその後の仕事もあるので、母だけを車に乗せて、私は炎天下、自転車で施設まで出かけたの。

施設に着いた後は、前回も書いたように、リハビリ担当者、食事担当者、ケアプラン担当者などいろんな担当者が入れ替わり立ち替わり現われて、何回も同じ質問をするのよ。

「ご飯はスプーンがいいですか、お箸がいいですか？」
「着替えはご自分でできますか？」
「夜中のトイレはどうしますか？」

まったく、何回同じことを話せばいいのかしらと思いつつ、こういった面倒な生き物を預かってくれるのだから、仕方ないなーと思って、何回も同じ答えをしたの。

時間だけがどんどん過ぎていくのよ。


母は前回の時よりも少しはまともになっていて、自分の荷物は自分で揃えられたのだけど、やはり書類とかはダメなの。印鑑だってどこかへ行ってしまって、見つけられないの。

それで、施設の方から、重要な書類が抜けていると言われたの。

私はこの○○暑いのに、仕方なく、また自転車で施設から今度は市役所まで行って、その書類を再発行してもらう手続きをしたの。

それでもその場では発行してくれず、後でまた受け取りに来い、というのよ。

でも私は仕事があるし、夕方以降でないと来られないと伝えたの。
そうしたら５時１５分までは市役所は開いているので、その時間帯来い、というの。

はいはい、ではそうしますと言って、とりあえず自宅まで戻り、朝作っておいたおにぎり１個ををほおばり、洗濯物を取り込み、その足でお仕事へ。

正午のお天気は、めちゃめちゃ暑くて、自転車をこいだら、汗だらけよ。


お仕事は来週は夏休みにしているので、必死になってこなしましたよ。

往復はがき５００枚に宛名シールを貼ったり、もろものろのお仕事をこなして、夕方５時に閉局する郵便局に合わせて、５時ちょい前にはまたチャリで郵便局へ。

ほっとする間もなく、今度はその足で市役所へ行きました。

あちこち自転車で回ったので、もう、お化粧も崩れてしまったわ～。

それで重要書類を受け取っただけど、今日はもうこれから介護施設に行く気力はないわ。

それより、娘からシーツ（彼氏の家のシーツよ）を買ってきてと言われていたので、今度はスーパーへ出かけて、シーツを探したのよ。

それで食料品を買い込み、急いで帰宅して夕食作り。

もぅ、もぅ、もぅ！！


今日は、自分の予定はまるでできなかったわ。

図書館で本を借りる予定だったのにそれもだめ、折りたたみの日傘を買う予定だったのも、それもパス。お気に入りのひだスカートをクリーニングに出すつもりだったのだけれども、それも時間切れ。

とにかく自分の予定だけでは動けないのよね。

そりゃ、世間にではもっと介護で苦労している人もいるだろうけれど、私だって、自分の計画を犠牲にしてあれこれ動き回っているのよ～。

こういうことって、絶対に同居している人や実際に世話を焼いている人でないと、分からないのよね～。

だからと言って、誰かに変わってほしいというわけではないのだけれど、お世話するほうは、ほんと、疲れるのよ。

私の仕事はある程度、融通をきかせてもらっていて、午前中だけお休みとかできるのだけど、これが完全にフルタイムのお仕事で、時間の都合がつかない人だったら、どうするのかしら？


あーあ、他人の都合で動くのではなく、自分だけの時間で動いてみたいわ。

食事を選ぶのも、作るのも、食べるのも、全部自分だけの好みだったら、どんなに幸せかしら？

それって贅沢な望みなのかしらね？

でも、そんな日を送ってていても、お花の写真を写すゆとりがあったり、好きな本を読む時間が確保できるのは、幸せなんでしょうね。

明日は思いっきり、自分の時間だけの時間を使ってみるわよ～。

ところで、この紫のお花、何というのでしょうか？