花冷えの京都 その１２ 楽しいランチ

３月３１日のお昼過ぎ、ホテルにさとさんが車でお迎えに来てくれました。

そのいで立ちがとても素敵だったので、ちょっとだけご紹介。前夜の和服姿とは打って変わってファッショナブルです。（本当は全身の姿を出してみたいのだけど）

重ね着スタイルの服はすべて麻やコットンなどの天然素材だそうです。いい色合い。
それになんと言っても、この足元。そう、地下足袋なんですよ。とても歩きやすいのだとか。


そんなかっこいいファッションのさとさんと三条あたりでランチのお店を探しました。
あれこれあって迷いました。
でも決めたのはここ、「蛍」というお店です。
こんな洒落た路地を入っていきます。


夜は炉端焼きのお店になるそうですが、ランチもやっていました。
私はつみれ肉団子と九条ネギの卵とじ鍋というのにしました。とても良い味でした。フーフー言いながらいただいて、体がぽかぽかになりました。


これはお店に飾ってあったミニチュアたち。大きさを比べるものがないのですけれど、とにかく可愛いかったの。どれも１～３センチくらいでした。


たっぷり、ゆっくりのランチの後は、さとさんの知り合いの呉服問屋さんに行きました。


美人の女将さん、やりての旦那さん、和服のことならなんでも相談できる店員さんともおしゃべりしてきました。そして普通では絶対にお目にかかることのできない人間国宝の手による作品やら超高級な作品を見せていただいて、目の保養になりました。

そのお店で買ったお土産がこれ。


濃いローズ色の帯揚げと帯締めです。
とてもお安いんですよ。
銀座のデパートで同じようなものが売っていましたが、なんと１０倍のお値段が付いていました。

そのあとは「ＩＹＥＭＯＮ　サロン」にいきました。そう、あの伊右衛門のお茶です。


ちょうどお三時だったので、ロールケーキとお茶のセットをいただきました。
ロールケーキは、ふんわりしていて、おいしかったわ。


さとさんとのんびりおしゃべりしていたら、もう帰りの新幹線の時刻です。慌てて地下鉄で京都駅まで戻りました。

今回の旅行では舞妓さんの踊りを見たり、桜をのんびり眺めたり、帯を織っている工場を見学したり、呉服の問屋さんに行ったり、普通のツアーではできない楽しみがありました。

寒い冬でも暑い夏でも、いつでもそれぞれに味わいのある京の町。

またいつかお邪魔させていただきますね。
今度行くときは、単衣の着物かな？