新橋演舞場の「寿初春大歌舞伎」に行ってきました。
今日の出し物は踊りとお芝居が2つ。
最初の踊りはお正月公演らしく、獅子舞でした。
「相生(あいおい)獅子」といって、最初は二人のお姫様が扇などを使って舞を踊っているのだけれど、そのうちに獅子舞のようにして踊るの。
ふたりのお姫様が赤と白のたてがみを振り回して、頭をぐるんぐるんと回すのだけれど、私が数えたところ、30回以上、回していました。
体力がいるわね。
次は「祇園祭礼信仰記 金閣寺」というお話。
満開の桜の下、雪姫という画家でもあるお姫様がとてもきれいでした。
このお姫様は悪者に縄で縛られてしまうのです。
そこに満開の桜の花びらがたくさん散ってきて、足元に花びらがたまります。
そしてその花びらを絵の具に見立て、足のつま先でネズミの絵を描くのです。
そうするとあまりに上手に描けたので、そのネズミが本物のネズミになり、それが縄を食いちぎってお姫様は逃げられるというわけ。
この話は水墨画で有名な雪舟が涙でネズミを描いたという話が元なのですが、このお姫様はその雪舟の孫娘という設定なのでした。
お姫様は菊之助が演じていましたが、硬さはあるものの、とても美しく可憐で、良かったですね。
金閣寺がせりあがって行くところも見ものですが、そのような舞台装置は今から200年以上前に考案されていたそうで、それもすごいものですね。
最後は江戸時代の世話もの。
「盲長屋梅加賀鳶」というもので、出演は菊五郎、吉右衛門など。
初めのうちは火消し連中が出てくるのだけれど、そのうちあんまさんの話となり、ストーリーがよくわからず途中で眠ってしまいました。
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久しぶりに京都の女医さんから頂いた着物を着てみました。
おしゃれな濃い紫色の柔らか着物です。
写真に写すと、なんだかレースのように見えますけれど、薄いピンクの飛び模様が散っています。
帯は世田谷ボロ市で買った源氏物語風の模様の帯▼を初めて締めてみました。
この帯は名古屋帯ではなく、体が同じ幅なので、折って巻くのですが、なかなか難しいわ。
写真の後姿が気に入らないので、また締めなおしました。
私にしては珍しくおしゃれをしてみました。
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