「本條秀太郎」さんという有名な三味線演奏家がいるのですが、その人のお弟子さんで「本條秀慈郎」という人のコンサートを昨日、地元の劇場まで聴きに行ってきました。
安藤忠雄さん設計の建物です。
せんがわマチネ▼の案内
本條秀慈郎さんはまだ若い人なのですよ。桐朋学園の邦楽科を卒業して間もないので24、5歳くらいでしょうか。
それでも非常に優秀な方のようで、現代三味線弾きのホープだそうです。
こちらのポスターでは洋服姿ですが、今回の演奏は着物に袴姿でした。
この方はすでにいくつもの賞を受賞していて、またNHK大河ドラマ「江」や「竜馬伝」でも演奏をしたりしていたそうです。
5月のスカイツリー開業のときにも、野村萬歳さんなどと一緒に演奏をするのだとか。実力派なんでしょうね。
最初の曲はなんとバッハでした。
ばちを使わずに、つまびくように弾いていましたが、なんとなくフラメンコ・ギターのような音色でした。
他にも自作の曲や現代音楽のような曲、民謡風の曲も弾いていました。
ただ残念だったのは、この演奏会は市の施設で行われたのですが、市の方針は賛同できませんね。
というのは、このマチネは広くみんなに音楽に親しんでもらおうという方針なのは分かりますが、入場無料で子供でも入場可だったので、場内に赤ちゃんの泣き声がして、落ち着いて聞けませんでした。
乳幼児は静かにしていられないのは分かるだろうに、どうして赤ちゃん連れでも入場できるのか納得できませんね。
泣き声がしていたら、演奏家に対して失礼だと思うわ。
それに施設のスタッフも泣いている赤ちゃんのお母さんには一声かけて、外に連れていくべきだと思いました。
そんなことがあって、ちょっとイラッとしましたが、演奏は私が習っている長唄三味線とは違いましたが、優れた弾き手の音楽を聴くのは気持ちがよいものですね。
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