2012年8月16日木曜日

日光 日帰り旅行 2

8月7日には日帰りバスツアーを利用して日光まで出かけてきました。
団体旅行はあまり好きでないのですが、広範囲を移動する場合は、一人で行くよりも安上がりだし、時間的にも短縮できるので、ツアーは便利ですね。

でも安いツアーだったので、お昼ご飯はバスの中でお弁当。
これはちょっと侘しかったわね。


まず最初は輪王寺▼というお寺さんに行きました。

ここはとにかく大きいお寺でしたが、修復中なのでこんなカバーが掛かっていました。


輪王寺には「三仏」というのが置いてあり、先手観音、阿弥陀如来、馬頭観音の3つの仏像ですが、近くで見ましたがものすごく大きくて立派でした。金ぴかでしたが木造でその上に金メッキをしているそうです。

このお寺は商売熱心なところでした。

まず「鬼門」ということを教えてくれました。
なぜ江戸時代に日光が東照宮に選ばれたかというと、江戸から見て日光の方角は北東になり、ここが「鬼門」という場所になるそうなんです。
それでその鬼門を塞ぐために東照宮が作られたのだとか。
一般の家でも玄関や窓などが北東にある場合はそこに、お札を貼るといいとのこと。
でもそのお札(うちわみたいなものでしたが)は1枚4000円もするのですよ。
お坊さんの話が上手なので、かなりの人がこのお札を複数枚買っていました。


その次は数珠の正しい持ち方を教えてくれました。
数珠は左手に持ち、珠のついているところを上にして持つのが正式な持ち方だそうです。
そして干支により、持つべき数珠も異なるとのこと。
という話をあれこれした後で、ここに偉いお坊さんがお祓いした数珠があります。
1つ3、000円です、というと、またかなりの人が数珠を買っていました。

その次は干支によって守り神が違うという話があり、それぞれの仏像を見せてくれました。
いろいろ説明があり、そして例によって、これは○○○○円ですというと、みんなお財布の口を開くのよね。

こんなことばかりで商売熱心なお寺さんにはあんぐりしました。

この辺りはかなり涼しくて、なんと紅葉もちょっとだけ見られました。


この後は東照宮の五重塔に行きました。
色がうまく出なかったのでモノクロにしてみました。


これは慶安3年(1650年)に小浜藩主の酒井忠勝という人が寄進したものだそうです。
その後、文化時代に焼けてしまいましたが、酒井さんの子孫の酒井忠進という人がまた再建しました。
その後は大震災も乗り越えてずっと立っています。

この五重塔のすごいところはスカイツリーと同じ工法で、というかスカイツリーが真似をしたのですが、中には太い心柱というのがあり、それが免震機能になっているそうです。


今回、スカイツリーがオープンしたのを記念して、この心柱を特別公開することになりました。
ものすごく太くて金ぴかでした。
おまけにこの柱は下の石の部分には接していなくて、吊り下がっている構造なのでした。
(下からのぞいて確認しました。)


江戸時代の建築家はすごいことを考えついたものだと感心しましたよ。

こちらは記念にもらったうちわです。


五重塔はスカイツリーと高さも同じ634メートル(標高です)なんだとか。
こじつけがましい感じもしましたけれど、でも400年近く前の建築物が現代にも通用することは素晴らしいことですね。

さて五重塔を見学した後は自由時間になりました。

日光杉並木をのんびりと歩きました。
やはり自由行動ができるのはいいですね。


日光名物の湯葉を使った「ゆばアイス」というのを食べましたが、普通のアイスクリームとあまり差はなかったみたいでしたよ。



(この項、続きます)








2 件のコメント:

真蘭 さんのコメント...

輪王寺は我が家の守護人、って勝手に
決めていました。
主人が00士試験を受ける時に
お参りに行って、其の年に
合格したものですから。
我が家の北東の窓横に、あのきらびやかなお札が吊るしてありました。
ここ数年、止めています。

商魂たくましいお寺ですよね。

おおしまとしこ さんのコメント...

真蘭さんのおうちでは輪王寺さんは守り神なんですか。あのお札きれいだったから一枚欲しいわとも思いましたが、4000円もするのでちょっとあきらめましたよ。
お坊さんたちも営業マンのようにうまい文句がスラスラスラと出てくるので驚きました。
でもあのように立派なお寺を維持するためには、いろいろと収入がないとダメなんだろうなと思いましたね。