宮島の観光案内です。
宮島というと清盛が信仰した厳島神社が有名ですが、それ以外にもいろいろな時代の人が訪れていたということが、私にとっては意外な発見でした。
こちらは「豊国神社」。
通称は「千畳閣」(せんじょうかく)です。
清盛からおよそ600年ほど後の時代の時の有力者・豊臣秀吉が天正15年に建てたものです。
長い階段を上った高台にありました。
屋根の立派なこと。
入場料は100円という格安料金でした。
戦没者のための建物だそうですが、名前の通り、畳857枚分を敷くことができるそうです。「万畳閣」ということになりますね。
実はこの建物は、未完成の建築だそうで、完成を目指していた秀吉が途中で亡くなってしまい、未完成のまま残されたものなのだそうです。
という訳で、豪華な天井も金ぴかのふすまもありませんが、それが却って雄大で豪壮な建物を想像できるようになっています。
柱の太いこと。見渡す限りの広さですね。
廊下がまた素敵でした。
ここから瀬戸内海が眺められたのでしょうね。
きらびやかさはありませんでしたが、あの秀吉も宮島にこのような建物を建てたいと思っていたのですね。それだけ宮島には権力者を引きつける魅力があったのでしょう。
何かとても心にしみる建物でした。
2 件のコメント:
豊国神社、知りませんでした。
宮島は豊臣秀吉とも縁があったのですね~。
落ち着いた雰囲気ですね。
宮島に行くときはなぜかいつも慌ただしく回るのですが、いつか余裕もって訪れてみたいです。
ずんこさん、ここは五重塔のすぐそばにありましたよ。とにかく広いところでした。
権力者というのは、高いところに大きな建物を建てたいのだろうなと思いました。
未完成のままのほうがよかったですね。
それにしても保存のよさは素晴らしい。
今度、訪問してみてね。
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