八王子にある「夢美術館」▼というところに行ってきました。
ここは八王子市立の美術館なので、入場料は500円とお安いのですが、内容はとても充実していました。
竹久夢二や高畠華宵などの大正時代から昭和初期の頃の素敵な絵画をたくさん見てきました。
他にも中原淳一とか、蕗谷虹二とかの懐かしい画家の絵がいろいろ展示してありました。
竹久夢二の絵は着物姿の痩せた美女が印象的ですが、あれは版画だったので、意外でした。
他にもカードや挿絵など、とても多くの作品を残していましたが、49歳という若さでお亡くなりになったのですね。
とてもハンサムな方で、鳥越俊太郎さんのような感じの方でした。
女性にもてそうでしたね。
私は美術館では重い図録はあまり買わないのですが、今回はいつまでも手元で眺められるように思いお土産に図録を買ってきてしまったほどです。
大正時代というと私の祖母が若かったころですが、髪を結ってパラソルを持っていた祖母の写真を思い出しました。
この頃の絵は哀愁を帯びていて、いいですね~。
戦前の文化程度の高さが伝わってくようでした。
この日は暖かい日だったので、コートはやめて、黒の長羽織にしました。
羽織紐は、宮島で手作りした例のチェーン▼です。
これを見せたいがために、羽織を着て、淡い色の帯を組み合わせました。
着物は江戸小紋の万筋という無地っぽいものなのですが、下の写真のように、おくみの裏に絵師さんの名前が入っているというのに、どういうわけか某デパートで1000円で手にしたもの。裏地もとてもきれいで掘り出し物です。
ちょっと仲居さんのような着こなしになってしまうのが難ですが。
ちなみに長羽織は2000円。
安い着物でも、自作のチェーンで自己満足していました。
展覧会の絵を見ていると、当時は半襟をぐーっと見せるようにして着ていたようですね。
お洒落心に溢れた絵を鑑賞して、ゆったりとした時間が過ごせました。
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