「仙台の旅」も、ずいぶんと長く続いてしまいました。
今回の仙台は、伊達政宗公のお墓のご紹介です。
といってもそこら辺のお墓とは大違い、豪華で、日光東照宮を思わせるようなものでした。
るーぷるバスで「瑞鳳殿前」で下車して、杉木立の間を歩いて行きます。
目の前にずーっと坂道が続きます。
かなりの急な坂なので、あちこちに杖が置いてあり、「ご自由にお使いください」と書いてありました。私はさすがに使いませんでしたが、着物で歩くのはやはり大変だったわ。
緑がたくさんあってきれいでしたが、紅葉した葉もありました。
修学旅行の学生も多くいて、賑やかでした。
さてようやく瑞鳳殿の入口です。
お墓にたどり着く前にはまず「涅槃門」というところを通らなくてはなりません。
つまり現世の煩悩をとりはらい、悟りの境地にならないと、お墓まで行けないようです。
ようやく瑞鳳殿に辿り着きました。
伊達政宗という人は1567年生まれ、ご存知のように「独眼竜政宗」の異名で有名になりました。
そして伊達62万国の藩祖として、活躍しました。
彼は1636年に70歳で亡くなりましたが、その翌年にこちらのお墓ができました。
桃山様式を伝える豪華絢爛な建築です。
飾りをよく見ると、牡丹か芍薬のような花もあり、また天女のような姿も見えました。
階段の上から見たところ。
緑がとてもきれいでした。
瑞鳳殿のオリジナルは戦争により焼失してしまい、その後昭和54年に再建されたそうです。
ここには政宗さんの瑞鳳殿だけでなく、2代目藩主のお墓(感仙殿)や3代目藩主のお墓(善応殿)もありましたが、どれも豪華で極彩色のものでした。
敷地内には戊辰戦争で逃げてきた人の石碑もありました。
お墓も立派でしたが、私は八重桜のほうに興味がありました。
ぼってりとしていて、これぞ八重、という桜でしたね。
東京の八重桜よりも色が濃いような感じでした。
ここは杜の都の名前にふさわしい観光名所でした。
(この項、後一回お付き合いください)
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