先日、誂えた浴衣▼が出来上がったというので、八王子の坂本呉服店まで受け取りに行ってきました。
たとう紙を開けると、藍色の菊の花いっぱいの浴衣が出来上がっていました。
素敵でしょ。
浴衣として着る前に、夏用着物として、半襟をつけて着たいと思っています。
お店には21.5センチという小さいサイズの足袋も売っていたので、買ってきました。店員さんにはとても丁寧な対応をしていただきました。
呉服屋さんのお向かいのギャラリーでは、「花・華・花」という展示会をしていたので、ちょっと覗いてみました。
制作者は高松に住んでいらっしゃる方でしたが、お嬢様が八王子に嫁いだとかで、ここ3年ほど、このギャラリーで展示会をしていらっしゃるのだそうです。
洋裁、和裁がMIXされて展示されていました。
昔の和服の生地をほどいてワンピースにしたり、ミニ着物に仕立てて海外に住む人のお土産用に作り直したり、可愛いお孫さん向けのエプロンがあったり・・・・
下の写真は、ガラス越しなのでお向かいのビルが写ってしまいちょっと見づらいのですが、とても小さな着物です。
オシャレで、とても楽しい雰囲気の展示会でした。
ここまでセンス良く手づくりができるといいですね。
八王子は歴史のある町なので、よくあるチェーン店の以外にも、昔ながらのお店がたくさん残っています。
町歩きが楽しいところです。
今回お邪魔したのは、洋装用の靴やハンドバッグやお洋服と、和装用の草履、バッグなどを取り交ぜて扱っているお店「にのみや」でした。
お店のご主人に「なんでも売っているのですね」というと、「そうそう、女性の喜ぶものなら何でも置いてありますよ」とのこと。
私は夏用の草履が欲しかったので、小さいサイズがあるかしらと尋ねると、なんと以前、八王子の駅にあった「そごう」で販売する予定だった草履の台があるというのです。
麻でできていて、すごくおしゃれ。
これに小千谷の布を使った鼻緒、赤いつぼを合せてくれました。
出来上がりはこちら。
夏にぴったりでしょ。格安値段にしていただきました。嬉しいわ。
草履をすげてもらっている間に、お店の人やお客さんとのおしゃべりしました。
あるおばあさんがバス旅行に行くので、そのための靴とバッグと服を買っているところでした。すごくシャキシャキした方でしたが、なんとお年をお尋ねしたら、もうすぐ90歳になるとのこと。
このお店とは40年以上の付き合いがあるそうで、他のお店では買い物をしたことがないとか。
お店との信頼関係がよく伝わってきました。
お代金は「半端な分はつけ」にしているそうですが、「いつ死ぬかわからないから、そのときは香典にしておくよ」と、まるで漫才のような会話をしていました。
昔は踊りをされていたそうで、そのせいでしょうか、背中もピンとしていて、とてもお若い雰囲気の方でした。
親しい会話ができるお店が身近にあれば、お買い物も楽しくなりますね。
そうそう、草履のおまけに、お花のプレゼントもありました。
こういうお店がいつまでも続いてくれると嬉しいですよね。
ちなみに私の住んでいる町では、もう2軒も呉服屋さん(和小物を扱っていたお店)が閉店になってしまっています。残念ですね。
本当に楽しい八王子のショッピングでした。
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この日の装い。
名古屋の「コメ兵」で買った麻の葉模様の単衣着物。ミントグリーンが好みです。
着物は丈が長すぎたので、おなかのあたりの見えないところで5センチくらい「上げ」をしてあります。邪道かもしれませんけれど、でも着やすいほうがいいですものね。
帯は必要以上に長くて、おまけにふにゃふにゃしていて、扱いにくい帯です。
堅すぎる帯も困るけれど、柔らかい帯も困りますね。
なかなか、良い帯に当たらず、いつも同じものを手にしてしまっています。
2 件のコメント:
としちゃんも素敵なお買い物とふれあいができて良かったですね。気持ちよくお買い物ができるのって本当に嬉しいですもの。
八王子は織物の街として栄えたところだから・・そういえばユーミンの生家「荒井呉服店」さんもまだ頑張っているのかな?
ところでとしちゃん、コメ兵ってお着物も売っているのですか?ブランドバッグのイメージが強くて・・。
だいぶ暑くなってお着物も単衣から浴衣。時間の流れが速いですね。浴衣も草履もばっちりそろって・・いつでもお出かけOKですね。
当選の風もとしちゃんになびいている~羨ましいぞ。
ひょっこりさん、そうそう、甲州街道沿いにユーミンのご実家の呉服屋さんがありますよ。
コメ兵は東京ではブランド物だけ扱っているようですが、名古屋では着物とか楽器とかいろんな種類のビルがあるのよ。すごいですよ。
実は今日もまた、当選の招待券を利用してきました。私以外に応募する人がいないんじゃないかと思うくらい、よく当たるところなんです。
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