「上方」という言葉からも分かるように、上方舞というのは、元は大阪や京都などの方で始まったお座敷での舞だそうです。
ちなみに、舞と踊りとは別のもので、踊りには音楽がつきものですが、舞はほんとうに純粋に人間の体の動きが中心のもののようです。
今回は、日本の伝統芸能に興味をお持ちのよーでるさんと一緒に、観賞することにしました。
こちらはよーでるさんの後ろ姿。
すらりとしたスタイルに、白と紫の有松絞がとてもお似合いでした。
始まる前にちょっと腹ごしらえをしました。
「くりこ庵」▼という鯛焼き専門店に入りました。
あんこと抹茶がたっぷりのかき氷。
今年はかき氷をずいぶんと食べましたね。
後ろ側に見えるバスケットの中には、よーでるさんが注文した鯛焼きが入っていました。
冷えないようにという心遣いかしら。
上方舞はうなぎ料理で有名な志満金▼の上にある大広間で行われました。
すごく広くて何畳あったのかしら。
出演は山村流若静紀社中の皆さん。
全部で12名、それにお師匠さんの山村若静紀さんが、それぞれお一人ずつ、舞を舞いました。
私は図々しくも一番前に座ったので、舞う人のお顔の表情や手の先、足の先までじっくりと観察することができました。
常に中腰の姿勢を取り、ぐっと重心を低くした姿勢は、よほどお稽古を積まないとできないことでしょうね。
扇の開き方、目の動きなども、良く分かりました。
出演者の皆さんは6歳の女の子から、日本髪を自前で結った女性、大坂の名取さんまでいらっしゃいましたが、みなさん、とてもお美しい人ばかりでした。
はんなり、という言葉がぴったり。
こういう伝統芸は、年配の方が多いのですが、美しい若い女性が多いのにも驚きました。
こちらは休憩中の一コマ。
お客様もほとんどが着物姿でしたので、とても華やかでした。
舞が終わった後、写真を取らしていただきました。
左がお師匠さんの山村若静紀さん。
なんと3歳の時から踊りをされていらっしゃるそうです。
さすがにはんなりとした美しい舞でした。
右は着物着付け教室の先生としてご活躍のSさん。
まだ舞を初めて3年ほどだそうですが、見事に舞っていらっしゃいました。
秋には名取さんに挑戦するそうです。
素晴らしいですね。
上方舞の中には、三味線で知っている曲もありましたが、ゆったりとしていて、長唄とはまるで雰囲気が違うように感じました。
でも頑張ってお稽古をすることは同じですよね。
私も来月の浴衣会に向けて、頑張らなければ。
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この日の装い。
お上品な舞の会だったので、私も少し大人し目の着物にしました。
名古屋の大須観音で買った藍色の紗の着物。
帯は白い麻の帯。
白と青の模様の入った帯締めを初めて使ってみました。
上方舞では、みなさんの美しい夏着物姿をじっくりと拝見させていただき、美しい姿はやはり美しいボディがあってからこそ、だと痛感しました。
もう少し、身体を絞り込まねば・・・・。
2 件のコメント:
浴衣会、ご一緒いただいてありがとうございました^^
私は、憧れの若静奈さんと一緒に写真まで撮ってもらい、大興奮でした。
暑さも忘れ、帰りはスキップして帰りましたよ(笑)
よーでるさん、こちらこそご一緒していただいてありがとうございました。なかなか一人では行きづらいですよね。
本当に皆様、素敵な方ばかりで、お姿をじーっと眺めてしまいましたよ。
よーでるさんのスキップ姿、見たかったな。
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