まったくゼロの状態から三味線を習いだして、5年ほど経ちました。
三味線の構え方も座り方も、撥の持ち方すらも分からなかったのですが、下手なりにもなんとか普通に弾く程度はできるようになりました。
普通に弾く、というのは3本ある糸を1本ずつ弾いたり、下の方からすくったり、はじいたりということです。
楽譜にもいろいろ種類があるのですが、私が習っているやり方では、すくうときは「ス」、はじくときは「ハ」というように書かれているので、まぁ分かりやすいと言えば分かりやすいですね。
ところがだんだん難しい曲になってくると、いろいろな弾き方が登場してきます。
今、私がうまく弾けなくて悩んでいるのは、1の糸(手前にある太い糸)と2の糸(真ん中にある糸)を一緒に弾いて、その後に3の糸(向こう側にある細い糸)をはじくという弾き方です。
どうやってもうまく弾けずにいると、先生は「1の糸と2の糸はハープを弾くように弾いてみて」とおっしゃるのです。ポロロンといった感じかしら?
ハープと言われても、ハープも弾いたことがないので、よけいに悩みますが・・・。
そばで私の弾き方を見ていた姉弟子さんたちは、「3の糸をはじくときは、糸を手前にぐっと抑えるようにするといいわよ」とアドバイスしてくれました。
嬉しい助言、ありがとうございます。
でも、頭では分かっていても、なかなか手がついていかない、というのが現状です。
三味線など、単に「チントンシャン」と弾いているから簡単そう、と思われる方もいるかもしれませんが、いろんな弾き方もあり、私にとっては苦労の連続です。
母が残していった三味線が置いてあったので、「60の手習い」で始めた三味線ですが、うまく弾けるにはまだまだ。
道は遥か遠いですね。
2 件のコメント:
もう、5年ですか。
「頭ではわかっていても手がついていかない」って、なんかわかる気がします。
習っている朗読もそうなんですが、先生の指摘は十分理解していても、いざ自分でやるとなるとうまくできないんですよね。
でも、としちゃんなら、そのうち習得できそう。
着物を楽しんでいるとしちゃんにはぴったりの趣味ですね。
着物が先?三味線が先でしたっけ?
マサさん、そうなんですよね、頭に身体がついていかないというか、ほんとにうまくできないわ。
マサさんの朗読も長いですよね。一度、劇を拝見したいわ。
三味線はあそこの和楽器屋さんにFM番組に出ていただいてからのご縁ですが、その時の先生がいつもお着物を着ていて、70歳くらいだったと思うけれど、ピンクの帯を締めていたの。それがとても可愛らしくて、着物もいいなと思い始めました。でも実際に着たのはだいぶ後になりますね。
いずれにせよ、年取ってからの趣味になります。
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