神楽坂の「フラスコ」を後にして▼、また大江戸線に乗り、こんどは中井まで行きました。
大江戸線はどこの駅もとても深いところにあり、地上に出るまでが大変です。
「染の小道」▼というイベントに行ってきました。
中井(新宿区)は、かつて盛んだった手描き友禅や小紋などの伝統を受け継いだ町です。
東京は、戦後まもない頃には、京都や金沢に並ぶほどの染の三大産地だったそうです。
そして中井では、まだその当時の面影を残しています。
「染の小道」では、「川のギャラリー」として妙正寺川に何十本という反物を架けていました。
色とりどりの反物が美しく架かっていました。
私が通りかかった時、ちょうど川に架かる反物がゆるんでしまったのか、ワイヤーを絞り、反物をきつくしめているところに遭遇しました。
すごい力がいるようでした。
それを何十本と架けるのは、さぞ大変だろうと思いました。
かつては、この川のあちこちで染物の水洗いをしていたそうです。
また97の暖簾も吊るされていました。
お店の暖簾あれこれをちょっとご紹介します。
和小物のお店。
ラーメン屋さん。
こちらはトンカツ屋さん。
何のお店だったかな。
だるまやさん?
こちらは若い作家さんのアトリエ。
イギリスのアンティークアクセサリーや食器を売っていたお店。
「ねこみち」という細い路地でも、いろいろな手作り品を売っていました。
布製品、木製品、ガラス製品などバラエティに富んでいました。
ただしどれもかなり高いお値段で、もう少し手ごろな価格にしてもらえると嬉しいのですが。
今回はあまりお店には寄らなかったのですが、こちらはフェアトレードのお店でいただいたインドのコーヒー。マイルドでおいしかったです。
美しい刺繍の布などを見せていただきました。
何か買わないと悪いかなとは思ったのですが、見ただけでした。
このイベントに参加したのも3回目となったので、ちょっと新鮮な驚きは薄れてしまいましたが、今年は例年になくお客様が多かったように思いました。
中井や落合の町のみなさまがた、近隣大学のボランティアの学生さんたちのご苦労がしのばれました。
このイベントは道を歩くだけでも楽しいのですが、やはり自分で何かを染めたりして、体験したほうがもっと楽しめるのだろうなと思いました。
*****
この日の装い。
ド派手なグリーンの紬。
これがたいそう評判が良かったのですが、実は先週、たんすやさんの創業祭で買った▼550円という着物。
ちょいと丈が長いので、いつかは自分で短くして着やすくしようと思っています。
帯は東三季で短く誂えた箔のもの。
ガラスの帯留が素敵でしょう?
2 件のコメント:
週末は予定が詰まっていて、残念ながら「染の小道」には行けませんでした。
春先にはパッと明るい色の着物が素敵ですね。
よーでるさん、「染の小道」は毎年開催されているので、来年でも行ってみてください。
こういう屋外での行事はお天気に左右されますね。
この日はよく晴れていたので、お客さんがすごく多かったですよ。
この着物、ちょいと目立ちすぎるので、一回着たら、覚えられてしまいそうです。
コメントを投稿