今年は明治百年ということで、各地でいろいろなイベントが開かれていますが、浮世絵の観点から幕末・明治という歴史をたどってみよう、という展覧会があったので、先日、出かけてきました。
場所は原宿にある大田記念美術館▼。
表通りはギャルたちでいっぱいの原宿ですが、一歩中に入ると、別世界です。
外国の方がたくさん鑑賞に見えてました。
「激動する浮世絵」というテーマでした。
幕末のごたごたや、上野の戦争から、西郷隆盛の西南の役ころまでの浮世絵が展示されていました。
西欧文化が入ってきて、洋装の人たちや、外国船の絵もありました。
特に面白かったのは、風刺の効いた浮世絵でした。
幕府方や薩長のお侍さんをちゃかした浮世絵を見ると、当時の一般の人たちの感覚が分かって面白いと思いました。
また西郷隆盛の顔を描いたものも何種類かありましたが、上野の西郷さんとはイメージが違っていて驚きました。
ひげをたくわえた絵は、私は明治天皇かと間違えたほどでした。
この頃の女性の姿は、当然着物でしたが、モダンな着物や粋な着物も描かれていて、面白かったですね。
髪型はまったく異なりますが、それでもオシャレをしたいという気持ちは、今も昔も同じだっただろうと思いました。
展示品の詳しい説明はこちら▼をご覧ください。
さて、浮世絵の後は、この建物の真正面にある「ラフォーレ原宿」に行きました。
こちらの裏側の入り口から入りました。
ちょうど着物のイベント▼があったので、それを見るのが目的でした。
ポップな感じの着物のブランドが一堂に並んでいました。
どれもカラフルで、素材も面白く、それでいて古典的な柄も重視したりしていて、見ていて飽きませんでした。
とくにツィードの着物や帯は珍しかったですね。
ただしこういうお店は、知り合いの店員さんがいるといろいろと教えてくれたりして楽しめるのですが、(今回は「モダンアンテナ」はそうでした)そうでないと、やはり私のようなおばあさんが行ってもあまり相手にしてもらえません。
ひがみかもしれませんが。
私は年代に関係なく、新しいものにも興味があるのですが。
この日、着ていた着物が割とシックだったので、それで敬遠されたのかもしれませんね。
その後は、ちょっとオシャレなところでランチをしました。
写真では良く分かりませんが、タコスでした。
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この日の装い。
寒い日だったので、結城紬です。
ぼかしのところにはスワトー刺繍がされている、という凝った着物です。
帯は型染帯。
軽くて楽ちんです。
洋服生地のようなコートを羽織って行きました。
もこもこになっていますね。
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