旅行の際には、必ず文庫本を持参しますが、今回の旅のお供の本は、こちら。
林真理子さんの「白蓮れんれん」です。
この本は、数年前に読みましたが、また読んでみることにしました。
というのも、ヒロインである美人の歌人・白蓮さんが結婚した相手が、九州の炭鉱王と呼ばれた伊藤伝右衛門だったからです。
読み進めていくと、伝右衛門はもちろんのこと、彼らの別荘が別府にあったりして、私たちの旅行の行先とダブっているところが面白かったですね。
そして一番驚いたのは、大宰府に行った時の事。
参道にある鳥居に、こんな名前が彫られているのを発見しました。
なんと伝右衛門さんでした。
小説の中の人物が、急に目の前に現れたようで、驚きましたよ。
この本は読みやすいので、3泊4日の旅行中にちょうどよい分量でした。
もちろん白蓮さんの人生も面白く、楽しませてもらいました。
私は実在の人物を主人公にした歴史小説にしたが好きなのですが、とくに林さんの場合は、「正妻」などにしても実在の人物の描き方が面白いと思っています。
(現代の小説はそれほど好きではありませんが)
そして今年の大河ドラマも、やはり林さん原作の「西郷どん」ということで、これも楽しみにしてみます。
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