2017年末の九州横断の旅も、ようやく終わりに近づいてきました。
太宰府天満宮を参拝した後は、以前、2010年に行ったとき、とても印象の良かったお店にまた行ってみました。
それは梅ヶ枝餅のお店です。
こちら▼が当時のブログです。
大宰府で有名なお菓子は梅ヶ枝餅ですね。
それは前日のブログにも書いたように、いわれのない罪で大宰府に左遷されてしまった菅原道真は食べるものもろくになかったそうです。そのことを可哀想に思った老婆が、梅の枝に栗餅を巻き付けて、道真に差し入れたのが、始まりだとか。
太宰府天満宮の参道には、たくさんの梅ヶ枝餅のお店が並んでいます。
その中でも、有名な梅ヶ枝餅のお店が「かさの家」です。
ここは売店もあるのですが、ちょっと気づかないのですが、そのお隣に素敵な茶房があるのです。
風流を絵にかいたような、お部屋です。
お庭には石灯籠がありました。
私はコーヒー付きの梅ヶ枝餅を注文しましたが、お抹茶セットもありますよ。
お部屋にはいろいろなコレクションが飾られていました。
若冲の代表的な白い鳥の絵。
トサカがハート形なので、有名ですね。
「棟方志功」の名札が立っていましたが、どれが棟方志功の作品でしょう?
照明もとても凝っていました。
古伊万里のお皿も置かれていました。
今回の旅行では、あまり甘いものは食べなかったので、私は素敵な場所で梅ヶ枝餅が食べられて、満足でした。
そして大宰府の自由観光を終えて、また団体のバスに乗り、北九州空港まで行きました。
途中に見えた博多湾の景色はとても素敵でしたよ。
4日間、トラブルに巻き込まれることもなく、安全運転をしていただいた運転手さんには感謝です。
ところが、飛行場に着いたら、帰りの飛行機がまだ到着していない、ということでかなり長時間無駄な時間を過ごしました。
それでも無事に家に戻ることができました。
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長々と続いた旅行記ですが、ようやくエンドを迎えました。
いつも思うことですが、日本は国土が狭いと言われながらも、やはり広いと思います。
知らないところが、たくさんあります。
そしてそれぞれの土地で、人々にはそれぞれの生活があるということを痛感します。
ふだん東京に住んでいると、どうしても考え方やモノの見方が東京中心になってしまいがちです。東京で起きるニュースがすべてのように思ってしまうことがあります。
でも地方に行くと、のどかな田畑や、険しい山々、広い川、古い建物や手工業、見たことのない食べ物などがあり、そして当然、人々の生活もあるのです。
それらをテレビや雑誌などではなく、自分の肌で感じてこそ得るものは、とても大きいと思います。
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