2023年10月4日水曜日

小石川植物園へ

シニア向けの交通パスの東京都シルバーパスが入手できました。

この3年ほど、諸事情によりシルバーパスは使用していませんでしたが、また今年の10月から年間千円で使えるようになりました。

ということで、お得なシルバーパスを使い、都営地下鉄を駆使して文京区にある小石川植物園に行ってきました。

小石川植物園は牧野富太郎が研究を行い、77歳まで通ったとう場所です。

私はこれまで練馬区立牧野記念庭園、東京都立大の展示会など、牧野富太郎ゆかりの地に出かけてきました。

今回は、牧野富太郎が、かつて研究に従事した場所です。

ここは都営三田線の白山駅から10分程度歩いた場所にありますが、駅からは坂を登ったり降りたりで、到着するまでに体力を使いました。

白山駅からすぐの坂は、蓮華寺坂、次の急な坂は御殿坂というそうです。

毎日ここを歩いていたら、さぞ足が丈夫になることでしょう。

さて小石川植物園は、正式名は「東京大学大学院理学系統研究科附属植物園」といういかめしい名前がついています。植物学の教育と研究を目的とする東大の教育実習施設です。


この植物園は日本最古の植物園で、今から340年ほど前、徳川幕府が作った「小石川御薬園」がその前身です。

その後、8代将軍吉宗のときに、現在の植物園の形になったそうです。青木昆陽のサツマイモもここで試作されました。

そして明治になり東大の附属植物園となりました。

入口には「ここは遊園地ではありません」という看板が立っていました。

正門でチケットを購入しました。昔の時代の絵が描かれていますね。


案内図の番号に沿って歩いてみました。


この日は10月3日でしたが、まだ彼岸花が咲いていました。


その後は日本庭園を目指して歩いてみました。

こちらは太郎稲荷という鳥居。こんなところにあるのは驚きですね。


途中、池がいくつもありました。
どこから湧き出ているのでしょうね。

きれいに整備された日本庭園です。


美しい建物が見えてきました。


私は植物よりも、人の手によって作られた建物などのほうに興味があるのかもしれません。


こちらの建物は、旧東京医学校本館でした。現在は中に入れませんが、美しい建物でした。


その後は迷路のような道を歩きましたが、蚊や虫に刺されそうなので、あまり草が生い茂っているところには入りませんでした。

ぐるぐる回って、こちらは本館。関係者しか入れないようです。

その先の柴田記念館というところで、牧野博士関連の展示やオリジナルグッズを展示・販売しているというので行ってみました。


こじんまりとした建物でしたが、中はレトロな雰囲気で、顕微鏡なども置いてあり、研究に打ち込めそうなところでした。


丁寧に描かれた美しい植物。


ここではこちらのお土産を購入。高知県特産のやまもも入りだそうです。

他にも絵葉書やバッグなども販売されていました。

柴田研究室の目の前にはシダ園がありました。テレビドラマでもありましたが、牧野博士のお友達が研究していたシダですね。

とても広大な敷地(東西約750メートル、南北約300メートル、面積16ヘクタール)というので、一回では、周りきれないところです。

こちらの植物園には、私は都営三田線で行きましたが、牧野博士が通っていた頃は市電が走っていたのでしょうか。あの坂道を歩くだけでも大変だっただろうと思いました。

この植物園はあまりに広く、年間パスポートを購入して出かけたほうが良さそうなところです。

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「一日一句」

小石川 博士も見たか 彼岸花





2 件のコメント:

近藤眞由美 さんのコメント...

ブログまで凄いですね‼️コメントの入れ方も…
凄い脚力です〜��軽く1万歩超えていますよね。らんまん、楽しく見ていました。雑草という名の草はないって、ハッとさせられました。ひとつひとつの名前をつけて標本作りから、本にするまで本当に大変だったんだなって、思いました。私もいつか行ってみようと思います。

おおしまとしこ さんのコメント...

近藤さん、コメントありがとうございます。ブログは16年ほど続けています。
私はふだんはテレビは見ませんが、「らんまん」だけはずっと見ていました。実は牧野博士のお弟子さんという理科の先生が、地元にいらっしゃるのですよ。野川や深大寺の植物を研究して、ミニ図鑑を発行しています。牧野先生のお話も伺っていました。
小石川植物園は、涼しくなったらまた行ってみたいところですね。