大学では夏休み中の特別講義として、いろいろなイベントが用意されています。
昨日は「立川防災館」まで出かけて、いろいろお勉強と防災体験をしてきました。
ちょうど夏休みということもあり、館内には親子連れもたくさん来ていました。
まずは座学から。東京都の防災対策の体系や、災害発生時における初動態勢についての説明がありました。これはちょっと眠くなる講義でしたね。
趣旨としては「自助、共助、公助」ということのようでした。
とにかく自分でいろいろ気をつけて注意して、災害に遭ったときはお互いに助け合い、最後は公的な支援を受ける、というような流れでした。つまり自分でできることは、ちゃんとやってください、というようなニュアンスでしょうか。
都民1400万人、人口密度15,707人、今後30年以内にM7クラスの「首都直下地震」が発生する確率は70パーセント、という話ですので、ほんとに大地震が来たら自分たちで自分の身を守ることが一番でしょう。
その後は、地震体験をしました。震度7の地震はどのくらいか、という体験でしたが、東日本大震災型、熊本震災型、能登震災型、中部震災型、それに101年前の関東大震災型といろいろなタイプがありました。
係の方が説明をしているところです。そして4人ずつ、次々にこの部屋の中に入りました。
テーブルの下に潜り、脚をしっかり押さえます。家具が倒れてきたりしました。
見ているだけで怖かったのは、関東大震災型でした。これは一度揺れが収まったかと思うとまた急に揺れるというのが、3回繰り返されたそうです。大地震が起きた9月1日は強風が吹いていて、おまけに昼ご飯の用意をしていた時なので、火災がすごく広まったとの説明でした。
もう一つ、災害後の救助訓練、というのも体験しました。
屋根が崩れ、瓦礫が散乱し、自転車が横倒しになっている場所で、中にいる人を探し出して、救い出すという訓練でした。
すごくリアルな現場でした。
懐中電灯で中を覗くのですが、そのとき、みんなでバラバラに声かけするのではなく、一度声かけしたら、その後は返答があるまでシーンとしておいた方が良い、という話はとてもリアルでした。
ヘルメットや軍手も用意しておくと良いですね。
こちらは毛布で担架を作っているところ。
いろいろと学ばせていただきました。
この防災館は都内各地に5館あるそうで、1回訪問すると、このカードを1枚いただけて、5回見学すると修了証というのをいただけるそうです。
最後に顔出ししてきました。
みなさんも是非一度体験することをオススメします。他にも煙体験とかいろいろありました。入場は無料です。