「たましんRISURUホール」で中村隼人さんの松竹大歌舞伎を見てきました。
まずは隼人さんが素顔でご挨拶をされました。化粧前のすっきりとした現代風イケメンです。公演の内容を簡単に話してくれたので、お芝居もよくわかりました。
ここから数分は写真撮影タイムでしたが、残念ながら、あまりうまく写せませんでした。
最初の演目は「双蝶々曲輪日記」(ふたつちょうちょうくるわにっき)。これは全部演じたらかなり長いお芝居ですが、そのなかで「引窓」の部分だけでした。実の息子と、血の繋がらない義理の息子の間に立ち、悩み悲しむ母親。それを思いやる息子の姿。人情歌舞伎というのでしょうか、明かり取りの引窓がうまく演出されていました。
休憩時間には、カレンダーやハンカチなどの隼人さんグッズがたくさん売られていて、必死に買っている人がたくさんいましたね。
ポスターの前で記念撮影。
次は「身替坐禅」というもので、これは狂言を下にしたお芝居でした。恐妻家の主人公と、その奥方とのコミカルな駆け引きが笑いを誘いました。舞台の背後には松の絵が描かれていたし、セリフも狂言風でした。楽しいお芝居でした。
どちらの出し物も、中村錦之助さんと隼人さんの親子共演でした。
ところで会場名の RISURU とは、「利」つまり「利益を与える」ということだそうで、地域の皆さんにいろいろと有益なことを与えるという多摩信用金庫のポリシーだそうです。
この公演は巡業という位置づけで、全国各地を回っているそうです。歌舞伎座や南座という有名な会場にはなかなか足が運べない、という方にとっても嬉しいですね。
チケットはすぐに売り切れてしまい、キャンセルを待ってようやく手にしましたが、私の好きな隅っこの席でしたので、かえってラッキーでした。
客席には卒業した堀越学園の先生もいらっしゃり、和やかなムードでした。
ロビーはなんとなくクリスマスモードでした。
この日は大雨が予想されましたが、それでも和服で来場された方もポツポツといました。私はレインコートにブーツでした。
それはともかくとして、素敵な隼人さんの素顔も拝見できたし、お芝居も観られて満足。帰るときには雨になりましたが気分良く終わりました。
誘ってくれたUさん、どうもありがとうございました。
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