2025年1月22日水曜日

「源氏物語を楽しむ会」78回 2025年1月

2025年になって最初の「源氏物語を楽しむ会」でした。

今年もよろしくお願いいたします。

会場に咲いていたストックです。鮮やかな色がきれいでした。

今回は「野分」の巻でした。一月の気分ではないのですが。

光源氏たちの住まいにも野分がやってきました。野分とは今の台風です。

風も強く、雨も降ってきました。

御簾が風に吹き上げられています。

光源氏と愛妻の紫の上も心配していました。

その時、中将(光源氏の息子の夕霧)がお見舞いにやってきました。強風のため、その隙間から二人の場面をチラリと見てしまいました。

あんなに美しい人がいるなんて、と父親をうらやましく思ったようです。

夕霧はその後、おばあさま(亡くなった母親の母)をお見舞いに行きます。おばあさまは野分を大変、こわがっていたので、孫の見舞いに一安心。

その後、夕霧はまた父親のところに向かいます。

そして息子に「中宮のところも見舞いにいってくれ」と言われます。若者は使い走りをさせられて、何かと大変ですが、あちこちで美しい人に会えるので、それも役得かもしれませんね。

この後には夕霧は玉鬘もチラリと見ることになるのですが、愛人がたくさんいる父親がいると、何かと大変ですね。

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この日の装い。

モノクロの着物に、白地の染め帯。








2025年1月17日金曜日

パスポートの更新

パスポートの期限が迫ってきたので、都庁まで更新手続きに行ってきました。とても混んでいました。

10年前にも同じ場所で手続きをしたはずですが、まるで記憶がありませんでした。

今のところ、海外旅行の計画はないのですが、妹が海外に住んでいるので、また10年更新をしました。

せっかく都庁まで来たので、45階にある展望室に行ってみました。


かなり混雑していました。

四方の景色もよく見えました。



こちらはピアノの演奏をしている人。草間彌生さんのピアノでしょうか。

都庁は外国人だらけでした。

パスポートは1週間後に受け取れるそうです。



2025年1月12日日曜日

お正月 世田谷の富士山

だいぶ前のことになってしまいましたが、1月2日には世田谷区まで出かけて、美しい富士山を眺めてきました。

それは私の論文に関係があるのですが、都内のどこから富士山が見えるかを検証するため、世田谷区まで足を延ばしたのです。

まずは自宅近くから二子玉川行きのバスに乗り、東名高速近くの永楽寺で下車しました。ここは2023年にも来た場所です。お寺もお正月らしい雰囲気でした。


近くには水神社もありました。
以前、来たことのある場所は懐かしいですね。

この地域には、少し歩くと野川や仙川が流れていて、水神橋という立派な橋が架かっているところです。

「このあたりに六郷用水(次大夫堀)が通っていました」とも書かれています。

前回、トイレ休憩に立ち寄ったファミリーマートもありました。

さてそこから周囲をぐるりと目をやると、一段と高い土地がありました。


そこから富士山が見えるのだろうと見当をつけて、坂道を登ることにしました。とても急な坂でした。上りはきついけど、下りも大変そう。自転車に乗った若い男性が、さーっと走り降りていきました。
「せたがや百景」にも選ばれている坂です。


やっと坂の上まで行ったところ、「関東の富士見100選」という案内板がありました。

この場所で一度振り向けば良かったのですが、私は何を勘違いしたのか、その先の道まで歩いてしまいました。どこまで行っても富士山は見えず、その周辺をぐるぐると歩き回りました。

正月2日の午前中、住宅街を歩いている人はほとんどいませんでした。

なんだか不安になって、横道をチラリと見たところ、おー、富士山がくっきりと見えました。


遠くにすっきりと立っていました。まるで静岡県あたりにいるように、大きい富士山でした。

そしてもう一度スマホで地図を確認したところ、先ほどの場所のほうがよく見えるようなので戻ってみることにしました。

こちらが岡本3丁目の坂の上から見た富士山です。

下の方は、普通の住宅街が並んでいます。

ひーこらと登ってきた坂も見えました。


嘘のようにすっきりと見えました。


富士山だけを写すと、少しぼけてしまいましたが、美しい姿でした。

都内からの景色とは思えないほど、美しくて品がありました。

誰にも邪魔をされずに、じっくりと拝むことができました。

このあたりに住んで居る人はラッキーですね。

ということで大満足して富士山を拝み、先ほどの急坂を下りました。

とても気分が良かったので、そのまま仙川に沿って野川の方まで歩きました。

砧南小学校とか、砧南中学とか、懐かしい場所でした。野川にかかる鎌田橋も大分修理が進んでいました。

そして天神森橋を過ぎて、バス停まで。

ここからバスで家まで戻りました。

お正月、美しい富士山を眺めることができて、とてもよい気分でした。



2025年1月11日土曜日

「近衞家と細川家 着物が紡ぐ家族の記憶」

杉並区立郷土博物館に出かけてきました。井の頭線の永福町にあるのでした。


行きは永福町駅からバスに乗って出かけました。
郷土博物館は善福寺川沿いにありました。

今回の展示は、荻窪にある近衞文麿の荻外荘の復元が完了したことに合わせて開催されたようです。

近衞文麿の次女・温子(よしこ)さんと、細川護立(もりたつ)の長男・護貞(もりさだ)の家族史の一部として、温子さんが実際にお召しになっていた着物や帯の展示でした。

ちなみに以前、総理大臣だった細川護熙(もりひろ)は、このご夫婦の長男になります。

彼女は大正7年生まれで、昭和12年に結婚されましたが、なんと22歳の若さでお亡くなりに亡ってしまいました。

この二つの家族はとても仲が良かったようで、すてきな家族写真がたくさんありました。

いかにも大正時代の上流家庭といった感じでした。

お着物も若い女性向きの華やかで鮮やかな彩りの大柄模様でした。振り袖や羽織もありました。また刺繍の帯も素敵でした。

詳しくはこちら▼をどうぞ。

杉並区の古い歴史も見てきましたが、家康や秀吉もこのあたりで戦っていたようですね。

博物館からの帰りは、歩いて戻りました。

そんなに寒くなかったので、助かりました。

以前、ここを訪れたときはちょうど修理中でしたが、今回は善福寺川にかかる「宮下橋」もきれいになっていました。

その先には大宮八幡宮があります。


ここは「東京のへそ」と呼ばれています。


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この日の装い。

展示に合わせて、ちょっと古い時代の着物を着てみました。


もちろん上流階級のものではありませんが。

黒地に朱色の竹の模様です。お正月もまだ11日なので、こんな着物でも良いかなと思いました。







2025年1月9日木曜日

今年度最後のフィールドワーク ~気象庁変遷の歴史を探る~

昨日は今年度の大学最後のフィールドワークに参加しました。

今回の担当教授は気象学が専門なので、気象庁跡地や靖国神社の標準桜など、気候に関するところを歩いてきました。

集合は以前、気象庁があったところ。大手町です。


ところで、気象庁の前身(当時は「東京気象台」)は明治8年(1875)にできましたが、当初は赤坂の溜池にあったそうです。当時の測量はイギリス製のものを使っていました。ただし地震計についてはイギリスでは地震がないので、イタリア製だったそうです。

そこはかつての大名のお屋敷でしたが、その後、武器商人だった大倉喜八郎がその土地を買って、ホテルオークラを建ててしまいました。

そのため東京気象台は移転を余儀なくされて、明治14年(1881)に皇居の旧本丸に移転しました。ここは地盤強固、見晴らしの良さなどから選ばれたそうです。

そして大正12年(1923)に当時の麹町区元衛町(KKR東京付近)に移転。その後、昭和39年(1964)に大手町に移転。

そして令和の時代になり、今度は溜池に引っ越し。ということは昔の土地に戻ったわけですね。何回も引っ越ししているのですね。

こちらは「気象庁旧生物季節観測の木々」の案内板です。


桜やイチョウが植えられていました。
ここは以前、一人で歩いた場所なので懐かしかったですね。

以前の気象庁のビルですが、塔などはまだそのまま残されています。

気象庁の後は、消防庁が入居していました。

その後は予定外の場所、「平将門の首塚」へ。ここも以前、訪れた場所です。


気象庁の向かいのお堀端で「震災イチョウ」がありました。これは100年前の関東大震災にもめげずに生き残ったイチョウの木です。


傍には、和気清麻呂の銅像。ここも以前、訪問したところです。

その後、平川門から皇居に入りました。簡単な手荷物検査がありました。


立派ですね。
外国人がとてもたくさん来ていました。


石積みの塀をあれこれ調べている人もいました。


天守台へ。

現在、周囲は高層ビルばかり。


実はこの天守閣跡で、かつて気象庁の測量が行われていたのです。
その場所をみんなで探しました。

こちらは香淳皇后の還暦をお祝いして作られた「桃華楽堂」です。
カラフルでとてもオシャレな建物でした。

江戸城は明暦の大火(1657年)によって、天守閣も焼けてしまいました。江戸の町の大半を焼いてしまった大火事ですが、「振袖火事」とも呼ばれていますね。

皇居の後は北の丸公園に行きました。

現在、気象観測はこの公園の中で行われています。誰でも見られる場所にありますが、普通の人は行かないようなところですね。

右の柵の中に観測機器があります。この地は「露場」(ろじょう)と言われています。

昔は百葉箱が使われていましたが、現在はむき出しです。


これは積雪量を量る装置だったかしら?


右に見える白いタワーは、科学博物館ですが、このタワーで風速と風力を計測しています。


この日の気象が1分ごとに更新されます。

周囲は緑の木々に囲まれて、環境の良いところでした。

武道館を通過しましたが、「white tail」とかいうグループのライブが行われるそうで、会場周辺は若い女の子がうじゃうじゃいて、びっくりしました。ユーチューバーだそうですが、全然、知りませんね。

また歩いて今度は靖国神社へ。

高灯籠(常燈明台)。


大鳥居を写したつもりでしたが、写っていませんでした。
桜の標準木をみました。
この木に5輪咲くと開花宣言が行われるのですね。


かなり老木なので、ちょっと心配でした。

ということで1万歩くらい歩いたようです。

みなさん、お疲れ様でした。

晴れ男の教授のおかげで、雨に降られれずに助かりました。

気象庁移転の歴史、面白かったです。


2025年1月5日日曜日

2024年12月に着た着物

今さらですが、昨年2024年12月に着た着物をまとめてみました。


写真の位置は順不同です。

1.12月2日 洗える撫子柄着物+緑の帯(ゼミの忘年会)

  これは私の定番着物。どんな時でも安心して着られます。誂え着物。帯はリサイクル。

2.12月6日 焦げ茶模様着物+ピンクの帯 (授業)

  きものお譲り会でいただいた昔風の着物です。

3.12月9日 白黒格子着物+黒ラメ帯 (同期生の忘年会)

   着物友達からのいただきもの着物。手作りの半襟は人気があります。

4.12月10日 黄色っぽい紬+オレンジ帯 (授業)

   ネットで注文したリサイクル着物と帯。コロナ禍にはよくネット購入していました。

5.12月14日 緑レース着物+黒地帯 (寺崎さんイベント)

  洋服地で誂えたレース柄着物+fb友達からのおゆずり帯。

  

6.12月16日 藍色紬+多色織帯 (ゼミ)

  ネットで購入したリサイクル着物と、お譲り会で交換した帯。


7.12月17日 抹茶色小紋+織の帯

   ネットで購入した小紋とfb友達のおばあさまの帯。

8.12月20日 赤黒大島+黒白帯 (授業)

  お譲り会でいただいた大島と黒地のポリ帯。

9.12月24日 焦げ茶紬+朱色帯 (授業)

   鎌倉古民家でのリサイクル着物とネットで購入したオレンジ色単色の帯。

10.12月27日 青色着物+青色帯 (授業)

   フリマで購入した着物とfb友達からいただいた織の帯。

11.12月29日 白大島+黒模様帯 映画

こうやって振り返ってみると、ほとんどお金をかけていませんね。