去年の話になりますが、暮れの12月29日には市川雷蔵さんの「新源氏物語」を有楽町の角川シネマで見てきました。
12月27日~1月30日まで「雷蔵まつり」というのをやっているのです。
雷蔵さんのデビュー70周年記念だそうです。
こちらから、YouTubeでご覧になれます。
→ 市川雷蔵映画祭▼
市川雷蔵さん元は歌舞伎俳優でした。その後、大映に入社して、昭和29年映画デビュー。たくさんの映画に出演しましたが、37歳でこの世を去ってしまいます。死因はがんだったそうです。
「眠狂四郎」はじめ多くの作品に出演されました。
普通はごく平凡なお顔なのに、いったん化粧をすると、みごとに変身してしまうところが最大の魅力だったでしょうか。
今回の源氏物語ではもちろん主人公の光源氏を演じたのですが、美しかったですね。
昔の映画なので、出演者もよく分かりませんでしたが、藤壺は寿美花代、葵の上は若尾文子、紫の上は高野通子、朧月夜は中村玉緒、末摘花は水谷良重などが相手役でした。
かなりお金をかけた映画だと思いますが、最近、NHKで放映された「光る君へ」に比べると衣装などはちょっと手抜きのような感じもしました。
それと気になったのは雷蔵さんの歯が黄ばんでいたこと。今のタレントさんはみな歯が真っ白なのですが、昔はそんなことあまり気にしなかったのかもしれませんね。
ストーリーもかなりはしょっていて、ただ単に女好きの男の話、というようにも受け取られます。
1961年(昭和36年)の作品でした。
さすがに観客の平均年齢は高かったですね。
この映画館は有楽町のビックカメラの8階にあるのですが、年末のため、お店は大混雑していました。
この日の装い。
白っぽい大島紬。
リサイクル品なのですが、ちょいと大きめ。
黒い帯と、ベージュの帯留めは着物友達のKさんから譲られたものです。
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