2025年になって最初の「源氏物語を楽しむ会」でした。
今年もよろしくお願いいたします。
会場に咲いていたストックです。鮮やかな色がきれいでした。今回は「野分」の巻でした。一月の気分ではないのですが。
光源氏たちの住まいにも野分がやってきました。野分とは今の台風です。
風も強く、雨も降ってきました。
御簾が風に吹き上げられています。
光源氏と愛妻の紫の上も心配していました。
その時、中将(光源氏の息子の夕霧)がお見舞いにやってきました。強風のため、その隙間から二人の場面をチラリと見てしまいました。
あんなに美しい人がいるなんて、と父親をうらやましく思ったようです。
夕霧はその後、おばあさま(亡くなった母親の母)をお見舞いに行きます。おばあさまは野分を大変、こわがっていたので、孫の見舞いに一安心。
その後、夕霧はまた父親のところに向かいます。
そして息子に「中宮のところも見舞いにいってくれ」と言われます。若者は使い走りをさせられて、何かと大変ですが、あちこちで美しい人に会えるので、それも役得かもしれませんね。
この後には夕霧は玉鬘もチラリと見ることになるのですが、愛人がたくさんいる父親がいると、何かと大変ですね。
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この日の装い。
モノクロの着物に、白地の染め帯。
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