2025年3月27日木曜日

鶴ヶ島へ 2

前回の鶴ヶ島行きは、時間に余裕がなくて、早めに引き上げてしまいました。それでもう一度、出かけてみることにしました。

2度目の鶴ヶ島訪問の最初の目的地は、隣接する坂戸市にある神社でした。

東武東上線を下車した駅は、鶴ヶ島市ではありませんが、前回と同じ若葉駅でした。今回はそこからバスには乗らずに歩いて目的地まで行きました。とても広々とした立派な道路でした。そしてちょっと迷いましたが、目的地に到着。


神明神社です。

ここに平右衛門さんの碑があるというので、敷地内に入ってみました。

ありました。こちらが大明神の石碑です。ただし何の解説もないので、あまり気づく人もいないだろうと思いました。

その後は雷電池(かんだちがいけ)というところに行ってみることにしました。距離にすると1.5キロほどでしょうか、高速道路のところでちょっと道を間違えて大廻りしてしまいましたが、なんとか辿りつけました。


鳥居もありました。
「雷電社」と書かれていました。


ここは雨乞いの神社なのです。
下の説明板にあるような、奇妙な形の龍を作り、それを担いで白鬚神社から雷電池までねり歩く行事です。この龍はなんと重さが3トンもあるのだとか。
「脚折雨乞」(すねおりあまごい)という行事だそうです。昔の農民にとっては、雨が降らないのが一番困ったのですよね。

ここの池は鶴ヶ島市発行の冊子「郷土の恩人 川崎平右衛門と北の陣屋」に載っていた場所です。教育委員会の方から教えていただいたので、普通の書物などでは載っていないのですが、ここもかつては平右衛門さんが関係した場所だということでした。

細長い池があり、平右衛門さんはその工事をしたという説もあるそうです。彼は井戸や池、用水などの水関係の工事も実施していました。


その工事は2.5キロほど続いていたそうです。その結果、不毛地帯が潤いました。

現在、その堀は殆ど埋もれてしまいましたが、発掘調査によって遺跡が復元されました。
幅2㍍、深さ3㍍の大きさだったそうです。


岩に神社の形が彫られていました。


現在は子供向けの遊具があり、児童公園として、またゲートボールができるような公園になっていました。

その後は、鶴ヶ島市の図書館に行ってみることにしました。バスも何もないので、ひたすら歩いて行きました。

雷電池から白鬚神社までの道が見えますね。


久しぶりに橋を写してみました。「越戸橋」でした。


飯盛川(いいもりがわ)に架かる橋ですが、このあたり、水は流れていないようでした。
鶴ヶ島市や坂戸市を流れている一級河川だそうです。


こちらは途中で見かけたヨーロッパ風の建物。どうも葬儀場のようでした。


前回と同じように407号線を行き、消防署のあたりでお店の人に図書館の近道を教えて貰いました。

図書館はすごく立派な建物でした。

館内の蔵書も充実していて、借りたいものもありましたが、市民ではないのでそれはできないので、手に取ってノートに写してきました。

帰りは運良く若葉駅までのミニバスに乗ることができました。

バスから眺めていると、カインズホームなどの大規模なショッピングセンターがたくさんあり、ここは車さえあれば生活しやすいところだと思いました。

帰宅して調べてみると、鶴ヶ島市は私の住んでいる所に比べて8割ほどの面積ですが、人口はおよそ3分の一以下なので、それで広々としていてゆったりと感じるのだろうと思いました。

これまで鶴ヶ島市というと遠い所だというイメージがありましたが、平右衛門さんのおかげでとても身近に感じられるようになりました。

この日のルートです。


また鶴ヶ島市まで出かけることがあるかもしれませんが、その時は迷わないで行けそうです。


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