私たちの読書会では、「源氏物語」の原文とその訳文を読みながら進めていますが、いつも脱線ばかりしています。
先日の会では、「まほし」という古語がの意味がよく分からず、みんなでスマホを片手にあれこれ話し合いました。
結論として「まほし」という単語は「話し手の希望や願望を表す」助動詞であるとわかりました。そしてその接続は「まほしたし」になるということも分かりました。なるほどね。
その後に、「そうえば、まほなんとかという女優さんがいたわね」という話になりました。
みんなであれこれ「まほ」のつく女優さんの名前を挙げて、あーでもない、こーでもないとおしゃべりしました。
ようやく分かったのはそれは「真帆しぶき」という宝塚の女優さんでした。そして彼女はもうすでにお亡くなりになっていたということも分かりました。生きていれば90歳くらいの方でした。
こんなふうに私たちの「源氏物語」は脱線だらけです。
歌舞伎に詳しいUさん、昔のテレビ番組や時代小説に詳しいKさんのおかげで、話題がどんどん広がります。そしていろいろな知識が増えて楽しいのです。特に昔の俳優さんの話題は懐かしいですね。
この日の内容は、台風で大騒動だった「野分」の巻が終わり、こんどは「行幸」に入りました。
今回は円地文子さんの訳本を用意しました。すっきりした訳で分かりやすいのですが、かなりカットされている部分もありました。いろいろな方の訳を読み比べるのも面白いものです。
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この日の装い。
先日の「きものお譲り会」で譲っていただいた木綿の縞着物です。
帯はピンクにしようか、グレーにしようかと悩みましたが、結局、同色の紺色にしました。
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