大学の授業で「多摩ニュータウン物語」という講義を受けています。
これは多摩に広がるかつての団地の開発の歴史や、その後の経緯について学ぶ授業です。
担当されているのは、当時、公団で仕事をされていた方なので、非常にリアルで面白い内容です。
そしてこの授業の特徴は、実際に多摩の団地を歩くフィールドワークが多いことです。
私にとって「団地」というと、それは昭和の響きがありましたが、今の団地は非常に美しく、機能的で、さまざまなバリエーションがあるということが分かりました。
多摩ニュータウンというのは、とても広い敷地で、その東西の距離は約15キロ、南北は5キロの細長い形をして、なんと新宿から調布までの距離に相当するそうです。人口はおよそ23万人ほどだそうです。
(画像は東京都都市整備局より拝借)
その建設当時の世間の様子もいろいろと教わりました。ニュータウンの構想は、なんと美濃部都知事の時代からあったそうです。
詳しい内容は別にして、4月と5月に実施されたフィールドワークについて、ちょっとだけご紹介します。
最初に建設されたのは、永山地区。現在、リニューアルされて美しく変身して、民間のマンション顔負けの建物もありました。
また戸建てのオシャレな建物もあり、いろいろな顔が見られました。
「福祉亭」というスペースでは、ボランティアの方たちが、地域住民が顔を合わせる場所を提供しています。高齢になって、歩いて行ける範囲に、このような集会所があるのは良いことと思いますが、運営するメンバーも高齢になり、なかなか大変かもしれません。
5月は多摩センターから出発して、団地を歩きました。
多摩センターの駅なかで集合です。
ここはとてもオシャレな住居空間でした。一戸建てですが、統一感があり、美しい地区でした。倍率がすごかったそうです。
またテレビの「金曜日の妻たち」の舞台となった住宅街もありました。
こちらは季節により、正面に富士山が美しく見える場所だそうです。桜並木もあり、お花見に外国人も訪問するのだとか。
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