2014年9月30日火曜日

私が高齢者?

市役所から郵便物が届きました。


「予防接種のご案内という表題が付いていたので、てっきり母(90歳)向けの案内だと思って、すぐに内容までは確認しませんでした。

そして母のホームに出かけるときに中を確認してみると、なんと対象者は私だったんです!

えー、この私が高齢者なの?

「高齢者用肺炎球菌予防接種のお知らせ」というチラシによると、対象者が予防接種をするときには、市からいくらかの補助があるというお知らせでした。

確かに孫はいるし、今年から国民年金ももらえるらしいのですが、「高齢者」はないでしょうよ。

孫から「おばあちゃん」と呼ばれるのは構わないけれど、市役所から「高齢者」だなんて呼ばれたくないわ。

年をとると肺炎になりやすいと思うけれど、この通知を見て、「私は絶対に肺炎なんかにはならないからね!」と決意しましたよ。

ところで、雑誌か新聞で、「日本中の人間全員を赤ちゃんからお年寄りまでずらーっと横に年齢別に並べてみると、その真ん中にいるのは42歳(あるいは43歳の記憶違いかも?)」という記事を読んだことがあります。

端的にいえば、42歳以下の人は、日本では「若いほう」になり、43歳以上の人は「年を取っている」という分類ができるわけですね。

その説によれば、私は確実に「年寄り」になるわけですが、「高齢者」というネーミングはいやだわ。

こんな赤いチェックの着物を着て喜んでいるんだから、高齢者だなんて一括りにしてほしくないわね。

プンプン。

と、素直にならずに反論するところが、すでに高齢者なんでしょうが。





2014年9月29日月曜日

ギャラリー「ゆう」での一日

先日は、川崎市にある古町家「ギャラリーゆう」▼で一日過ごしました。


午前中は半巾帯の結び方教室に参加。

先生役の杏さんのところで買った半巾帯を締めていきました。

滋賀県の方からプレゼントされたステンドグラスの帯締めをしています。
青い紬だったので、ブルーの帯留め。
鋭角的なデザインが、帯の麻の葉模様と合っていました。


まずは裏表が違う色の帯で、リボン結びを練習。
あまりに派手すぎるので、使ったことのないポリの帯です。
なんだかぐじゃぐじゃですが、これはまだ発展段階途中です。
洗濯ばさみがついたままだわ。


次は銘仙の着物生地で作られた半巾帯で練習。
途中まではやり方は同じなのですが、最後にたれ先をちょこんとかぶせたもので、帯揚げを使っています。


4種類教えていただき、少しずつアレンジがあるので、いろいろ楽しめますが、ちょいと頭が混乱しました。

他の生徒さんはみなさん、とてもお上手でした。

こちらの方は、リボン結びを斜めにアレンジしたスタイルでした。


先生の杏さんの後姿を撮るのを忘れてしまいました。

詳細は「ふだんきもの 杏」さんのブログ▼でどうぞ。

私は半巾帯は年に2.3回しかしないのですが、これからはもう少しトライしてみましょう。

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お昼は着物仲間のUさんと近くのお店でピザをいただきました。
Uさん、スパゲティのソースを淡い色のお着物にハネをあげてしまったけど、シミは大丈夫だったかしら。

午後からは「きもの倶楽部▼」の「お茶会」にお邪魔しました。

大きな机の周りに座って、のんびりとおしゃべり。
みなさん、それぞれお似合いの着物で参加されていました。
秋の花がお出迎え。


いろんな情報交換ができてよかったわ。
「みんなで留袖を着るパーティーの話」とか、「着物で映画のエキストラに出る話」とか、「半襟の付け方の話」とか「木綿着物を自力で手縫いでする話」とか。

私は初めて参加したのですが、手元にあって自分では使わない下駄とピンクの帯を図々しく持参したところ、利用していただける人がいて、助かりました。


手作りのしそジュースとおはぎ。
とてもおいしかったです。
ごちそうさまでした。

午前から夕方まで、ゆっくりとさせていただき、ありがとうございました。

古町家ギャラリー「ゆう」▼での9月のイベントは、29日まで開催されています。



2014年9月28日日曜日

新宿でお買い物

我が家は新宿から出ている私鉄沿線にあるので、電気製品とか、ちょっとした買い物は新宿ですることが多いのです。

その私鉄に乗って、その私鉄で経営しているデパートで買い物をすると、ポイントが高くつくというお得もあるのです。

先日は、そのデパートの中に入っている丸善で、こんなお買い物をしました。

子供向け(?)の書道セットです。
ケースの中に、筆、墨、硯、文鎮、墨汁などが入っていています。


実は10月から市民カレッジで筆の教室が始まるのですが、それに備えて買ってみました。

私はこれでも小学生の時は書道教室に通っていました。
今では信じられないのですが、東京都の書道展などにも出展したことがあるるくらいの腕前だったのですが、その後、だんだんと悪字になってきて、特に大学の時、字を早くたくさん書くことがあり、その後、ほんとうに汚くなってしまいました。

とくにここ15年くらいは、仕事の関係で、ほとんど手で文字を書くことがなくなり、自分でもその下手さに呆れています。

あまりに字を書くことが少なくなり、これではまずいと思い、せめて読みやすい字でも書けたほうがいいと思い、市民カレッジを申し込んだというわけです。

それで初心者用の書道セットを買ってみました。
もう少し上達すれば、きちんとした筆や硯も必要となるでしょうが、今のうちはこのセットでやってみようと思っています。

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新宿では、ルミネに「大塚呉服店」▼というお店が2014年8月末に新しくできたというので、ちょっと見てきました。

たぶん、若いお嬢さん向けのお店なのでしょうが、おばあさんの私も気にしないで行ってきました。

店内はいわゆる呉服屋さんとは違って、すっきりとしたインテリアでした。
きれいな発色のポリエステルの着物などが中心で、市松模様や千鳥格子などのすっきりとしたデザインの着物や、個性的な帯などが取り揃えてありました。

すぐにポリエステルだと分かるような生地ではなくて、なかなかしっくりとしていて、よさそうでしたよ。
着ると気分が高揚するような雰囲気の商品があり、ちょっとお小遣いがたまった時や、ボーナスが出たときに買ってみようという気分になりそうでした。
(私にはボーナスはありませんが)

ここではプレタポルテだけでなく、反物からのお仕立てもリーズナブルな価格でしているというので、私のような規格外サイズの人間でも、ポリ着物を着られそうです。

今回は帯締めをお土産にしてきました。


あれこれ迷いましたが、お店のお姉さんといろいろ相談して、「着物上級者に見えそうな」白とミントブルーの市松模様の帯締めにしました。

こちらは京都の八坂の塔にあるお店の東京支店だそうです。
こんど、京都に行くときに、本店にも寄ってみたいと思いました。





2014年9月27日土曜日

ホテルでランチ会

昨日は京王プラザホテルの「デュオ フルシェット」▼というレストランでランチをいただきました。

フレンチとイタリアンの両方の料理を楽しめるのがコンセプトのお店でした。
ちなみに「フルシェット」というのはフランス語でフォークのことなんだそうです。
外観はかなりオシャレなお店でした。

食前の様子。
右のほうに瓶が見えますが、これはワインではなく、バルサミコ酢でした。


コース料理をいただきましたが、うーん、ちょいとイマイチだったかな。

前采とメインが両方とも魚料理で同じような調理方法でした。

こちらが前菜。
秋刀魚のコンフィというものに、レンコンなどの野菜を乗せたもの。
ソースの色はきれいでしたけどね。


こちらがメインディッシュ。
太刀魚を焼いたもの。それに焼いた野菜を添えたもの。


両方とも魚料理だし、盛り付けも色どりもほとんど同じで、ちょっとアイディア不足かな。

前菜の次に出てきたのが、ベーコンとなすなどのスパゲティ。
お味は良かったけど、これなら私がいつも昼食に作っているわ。


デザートはチョコレートのプリン。
これはこっくりとした味と舌触りが良かったです。
「アマレッティ添え」というメニューだったけど、それって何だろう?


コーヒーは紅茶かと思うほど薄くて、味も何もなかった~。

パンの代わりに出ていたフォカッチャはまぁまぁでした。

それにワインが出てくるのが遅かったな。

あれこれ、辛口ですいません。

つい主婦感覚で、「これなら私にも作れるわ」と思ってしまい、せっかくお外でいただくのなら、自分では作れないようなものをいただきたいと思ってしまうのです。
やはりフレンチとイタリアンをミックスするのは、ちょいと考えものかもしれませんね。

でも一緒に参加した方がちょうどお誕生日だったので、ボーイさんにその旨伝えたところ、デザートのプリンには「ハッピーバースデー」という文字の入ったクッキーを付けてくれたり、真っ赤なバラをプレゼントしてくれたりして、さすがホテルのサービスですね。
大喜びの様子です。


最後に記念写真を撮る前の様子をちょっとだけ。

着物関係のランチだったので、みなさん、着物姿。


本当はこういう集まりは苦手なのですが、ちょっと事情があったので、参加してみたのです。


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この日の装い。

気温が28度にもなるというので、薄いサマーウール(?)の着物にしました。
ちなみに、たんす屋さんで、1000円で見つけたもの。


帯は何にしようか迷ったのだけれど、ピンクの花柄の帯にしました。
生駒にある「なかむら」▼さんのネット販売で買ったもの。
なかむらさんの商品は、実際に何回も実物を見ているので、ネットでも安心して買えます。

紅若菜さん▼に教えていただいた紅型模様の半襟はとても人気がありました。
自分で染めたものです。
これはとても評判が良かったですよ。



2014年9月26日金曜日

インナーマッスル

このところ、私のスポーツジムでのお気に入りは、「インナーマッスル」を鍛えるレッスンです。

昨日のインナーマッスルのレッスンは、「ビューティーインナーマッスル」というクラスでした。
「ビューティー」とは名づけられていても、実際はおばちゃんがほとんどで、たまにおじちゃんもいるようなクラスです。

インストラクターの若い女性は、無駄のない身体の方で、羨ましいわ。
痩せすぎず、グラマーすぎず、締りがあって、それでも女性的な体型です。
あやかりたいものです。


「インナーマッスル」という言葉は世間でも流行っていますが、直訳すると「内部の筋肉」という意味ですね。普通の目に見える、筋肉隆々の筋肉とは異なる筋肉なんですね。

別のトレーナーの説明によると、とくに「インナーマッスル」という名前そのものの筋肉は存在しないそうで、お腹や肩などの深層にある筋肉をまとめて、「インナーマッスル」と呼んでいるのだそうです。
カタカナで書くとなんとなく、かっこいい響きになるから不思議なものです。

この深層の筋肉は、身体のあちこちにあるそうですが、お腹周りだけでも、いわゆる腹筋よりももっと内部にあり、腸腰筋、腹横筋・多裂筋・骨盤底筋群(だったかな?間違っているかも)の4種類もあるそうです。

内部の筋肉は普通の筋肉と違って、意識することがないのですが、身体を支えるためには重要な筋肉なので、衰えないように気をつけましょう。、ということでした。

といっても、これの体操は難しいのですよね。
正しくできているのかどうか、よく分からないので困ります。


インナーマッスルトレーニングの後は、ダンベル体操をやってきました。

いつもは片手1キロずつのダンベルを両手に持って運動するのですが、今日はちょっとレベルアップして1.35キロでした。
トレーナーは片手3キロのダンベル、さすがにすごいな。

ダンベルを両手に持って、スクワットしたり、飛んだり跳ねたりするので、かなりの運動量になります。
大きな筋肉を動かさないと、運動量は上がらないということで、がんばって足を上げたりして、身体を動かしました。

年齢とともに筋肉や骨、水分が減ってくるので、なんとか維持しないとね。
私の場合、体脂肪率やBMIは低いのだけれど、ぽにょぽにょ体質を改造したいわ。





2014年9月25日木曜日

市民カレッジまとめ編:「富士山信仰」

三味線のお稽古に時間を割いていたので、市民カレッジのまとめ編が遅くなりましたが、今回、受けた市民カレッジは、こういう内容の講座でした。

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調布市民カレッジ「富士山~行者と庶民の信仰史~」▼

講師:西村敏也先生(武蔵大学人文学部非常勤講師)
専門は日本近世史、日本民俗学、山岳宗教研究など
著書『武州三峰山の歴史民俗学的研究』

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この講義を受けようと思ったきっかけは、我が家からはよく富士山が見えるという単純な動機からでした。南側のベランダからは、ちょうど富士山が正面に見えるのです。


富士山の姿は、お正月など冬のよく晴れた日にはとてもきれいに見えますが、春にはだんだんと霞んでしまいます。

朝と夕方ではまるで表情が違うのが面白いですね。


というわけで、富士山を眺めることは興味があったのですが、富士山信仰や「行者」さんという人がいること、歴史的なことはあまり知りませんでした。
でも、私は江戸時代の町民の小説が好きで、その中に「富士塚に行く話」というのがよく出ていたので、富士信仰とはどんなものか興味がありました。


また今回の講座はお外で学べる実踏があり、座って聞いているだけの座学だけでは飽きてしまいそうなので、今回の講座は面白そうだと思って、参加してみたのでした。


これまで本物の富士山には登ったことはないのですが、今回の講座で4か所のミニ・富士山に登ることができて、とても楽しい体験ができました。


富士山がこれだけ民衆の間に深く結びついていたということも分かり、また富士山信仰にかけた人たちがいたということも驚きでした。


内容は、その時々にまとめてありますので、話が重複することもあるかもしれませんが、リンク先をご覧ください。
なお、以下のサイトは、「おもむくままに」の書き手が、本人の備忘録のために作成した感想的な内容になっています。
ご担当の講師の先生のお話とは、ずれていると部分もあるかと思いますので、その点、ご了承ください。

第1回(座学)
概説:富士山と信仰
http://toshiko72.blogspot.jp/2014/04/blog-post_9.html▼

第2回(実踏)
浅間山公園(府中市)
http://toshiko72.blogspot.jp/2014/04/blog-post_16.html▼

第3回(座学)
古代・中世の富士山と信仰
http://toshiko72.blogspot.jp/2014/05/blog-post_18.html▼

第4回(実踏)
中里富士(清瀬市)
http://toshiko72.blogspot.jp/2014/05/blog-post_30.html▼

第5回(座学)
近世・近現代の富士山と信仰
http://toshiko72.blogspot.jp/2014/06/blog-post_14.html▼

第6回(実踏)
富士塚公園(青梅市)
1 http://toshiko72.blogspot.jp/2014/06/blog-post_19.html▼
2 http://toshiko72.blogspot.jp/2014/06/blog-post_21.html▼
3 http://toshiko72.blogspot.jp/2014/06/blog-post_23.html▼

第7回(座学)
行者と庶民の信仰~冨士講と富士塚~
http://toshiko72.blogspot.jp/2014/09/blog-post_3.html▼

第8回(実踏)
1 境富士(武蔵野市)http://toshiko72.blogspot.jp/2014/09/blog-post_12.html▼
2 観音院(武蔵野市)http://toshiko72.blogspot.jp/2014/09/blog-post_16.html▼


おまけ:夏休みに訪れた鉄道歴史展示室
http://toshiko72.blogspot.jp/2014/06/blog-post_9988.html▼
「富士山と鉄道」というタイトルの展示をしていました。

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今回の講座では、富士山信仰だけではなく、動植物に対するうんちくも広く、楽しい講義をしていただいた西村先生、また一緒にミニ富士山登山を4回経験した講座の皆さん、市の担当者のMさんにお世話になりました。
どうもありがとうございました。

おかげで富士山に対する認識が少しは増したかもしれません。

富士山の写真はすべて我が家のベランダから写したものです。
時間や季節により、さまざま顔を見せてくれています。

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なお10月からは以下の市民カレッジの講座に参加の予定です。

「歌舞伎を楽しもう!」

「筆文字をレター」

どんな新しい世界に触れることができるのか、楽しみにしています。


2014年9月24日水曜日

浴衣会 終了しました!

秋分の日、長唄三味線のおさらい会「浴衣会」があり、なんとか無事に終了しました。

会場はいつもと同じ、地元の文化会館の和室です。


畳のお部屋ですが、演奏者もお客様も高齢の方が多いので、全部椅子席です。
1曲、20分くらいかかる長い曲を正座して聞いていただくのは、大変ですものね。

今回の助演のお唄の先生は、御年90歳と、80歳(推定)という超ベテランの先生たち。
補助の手押し車がないと歩くのも困難な方なのですが、お唄が始まると、さすがにピリッとして良いお声が響きました。
淡い色の単衣着物が素敵でした。

三味線のほうは、ベテランの姉弟子さんが急病のためお休み、もうお一人もおうちの事情でお休みということになり、ちょっと寂しかったのですが、先生のリードの元、なんとか頑張りました。


今回は、第一部(長唄と三味線演奏)の後に、お客様たちと「もみじ」と「赤とんぼ」を歌いました。
三味線でこういう曲を弾くのは、結構、弾きにくいのですが、みなさん、お声を出していただいて、少しはリラックスされたかしら。

お茶とお菓子の後の第二部はまた長唄と三味線の演奏。

私は「吾妻八景」を演奏しました。


普通、三味線の演奏会では、すべて暗譜してから演奏するのですが、私の先生の場合は、「楽譜を見て演奏する」というスタイルなのです。
暗譜にかける時間や苦労をするよりも、楽譜をきちっと見て演奏するということなので、その点、少し気楽です。

教え方も「そこはフォルテで」とか「デクレシェンドして弾いて」という説明なので、とても分かりやすくて私のような初心者にはいいですね。

そして最後は三味線だけで「娘道成寺」と「勧進帳」のサワリ(合方といいます)部分だけの演奏をしました。
とてもリズミカルな曲で、スピードがあるので、他の皆さんについていくのは大変でしたが、なんとか演奏できました。

間違えちゃったところもあるのですが、シラーッとして続けました。
こういうときに舌を出したりするのは、かえってみっともないですからね。

私はこちらの会に参加して4年目なのですが、最初の時から聞きに来てくださるうたどんさんからは、お手製の刺しゅう入り巾着をいただきました。手作りで嬉しいわ。


お友達も誘ってのご来場、ありがとうございました。

うたどんさんのブログ▼でも紹介していただきました。
ありがとうございます。

着物仲間のkimono熱▼さんは、秋らしいお召し物で来ていただきました。
三味線演奏は初めてご覧になったそうですが、楽しんでいただけたかしら?


またマンションの理事会でご一緒したおばさまにもお誘いしたところ、来場していただきました。
半世紀前に一度三味線を聞いたことがあるとおっしゃり、懐かしそうにされていました。

お疲れ会はいつもの通り、パルコの天ぷら屋さん「天浜」で打ち上げ。
久しぶりに本物のビールを飲みました。


そして次に教えていただく曲を決めていただきました。
「梅の栄」という曲です。

次回のおさらいは春なのですが、先生が「梅の柄の着物に合う曲でしょ」とおっしゃるので、「梅の柄の着物はあったかしら?」とぐるぐると頭の中で考えてしまいました。梅の柄の帯はあったけどな。

さすがに緊張して疲れたのか、早く寝てしまいました。

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この日の装い。

秋分の日の浴衣、というのでいったいどうすればよいのか悩みましたが、うたどんさんからいただいた絞りの浴衣はあまり夏っぽくないのでちょうどよかったです。

実は浴衣を着るのは苦手、それというのもいつも衿がよれよれになってしまっていたからです。

でもいろんな着物サイトを見ていたら、かけ衿をほどいて、その中に衿芯を入れるとよいということが載っていたので、真似してみました。
そうしたら、いつもよりは浴衣の割には、衣紋もきれいに(?)なりました。


帯は先日、たんす屋さんで、古い帯を下取りしてもらった金券を使ったオレンジ色の帯▼にしました。
色はよかったけど、ちょっと生地が柔らかくて、締りがなかったかな。

春のおさらい会の時は、何を着ても自由なのですが、とにかく演奏しているとすごく暑いので、3月でも単衣でよいくらいです。

浴衣はさっそく洗って干しました。







2014年9月23日火曜日

三味線おさらい会

今日は、三味線のおさらい会があります。

先日は最終のお稽古でした。


普段のお稽古の時は、お唄は先生がしているのですが、本番の時はお唄のプロの方が歌います。
でも、その場での初顔合わせなのです。
まるでぶっつけ本番。
上手くいくかしら?

いつもは洋服でお稽古していますが、この時は、本番にそなえて着物で出かけました。
(本番は浴衣ですが)
ちょいと奥様風。


一見、無地の紬に見えますが、実はポリエステルの着物です。
それで着た後に、すぐ洗いました。
普通、ポリというと私には大きすぎるサイズなのですが、これはどういうわけかどんぴしゃり。
全部手縫いでしたが、2000円でしたよ。
掘り出し物でした。

帯はオレンジ色のざっくりした無地のものに、トルコレースを貼り付けたもの。
こちらは帯1000円プラスレース代が数百円というもの。

お天気もよさそうなので、よかったわ。
大きな三味線ケースを持ちながら傘をさすのは、結構大変なのです。

なんとか無事に終わりますように!




2014年9月22日月曜日

お墓参り@みたま堂

私の父は、死後のことについては、かなり極端な考え方をする人でした。

「葬式はするな、戒名はつけるな、誰にも知らせるな、墓はいらない」といつも話していました。

それで15年前に亡くなった時も、いわゆる葬式はせずに、焼き場で骨を焼いて、あとはごく内輪で親戚と会食をしただけでした。

そういう父の意向を考えて、喪中葉書も出さなかったし、世間的なことは何もしませんでした。

ただし、骨だけはいつまでも家に置いておくわけにもいかず、東京都の墓地募集という広報を見て、多磨霊園にある「みたま堂」というロッカー式のお墓を申し込んだのでした。


多磨霊園にはもちろん普通のお墓もあり、有名人のお墓もありますが、その横にドーンと大きなドームのような建物があります。それが「みたま堂」です。

このドームの地下にお墓があります。
お墓と言っても細長いロッカーのような形をしたものですが。


ただし、墓前で個別に故人にお供物やお花を添えたりすることはできません。
入り口にお焼香をする場所があり、お線香はあげられますが、お花はまとめて置いておくだけです。

こういうシンプルなお墓なので、お参りするという気分はあまりありませんが。

でもちょっと変人的なところがある父だったので、それで良かったと思っています。
いちおう4体式なので、まだ3人分、ここに入ることができます。


石の回廊を歩いていくと、霊廟があります。


お墓らしくない無機質的な造りなので、お墓嫌いの父も「まぁ、仕方ないな」と思っているかも。


ドームの真ん中にはこういう大きなモニュメントがあり、周りには水が満たされています。


そしてきれいな屏風のような後ろ側に、ロッカーがあります。
ただしそこに行けるのは、納骨の時だけなので、それ以外はみんなと一緒に広場でお参りすることになります。

「お父さんの場所はどこだったかな」と、そちらの方向に向いて手を合わせます。


私は、ここの天井がきれいなので気に入っています。


外へ出ると、秋の爽やかな空気に満ちていました。


お彼岸の時にだけ咲く、ヒガンバナ。


久しぶりに父のことを思い出してきました。

この写真を母に見せるつもりですが、どこまで父のことを思い出してくれるでしょうか。




2014年9月21日日曜日

「ためしてガッテン」

NHKの番組「ためしてガッテン」は時々見ていますが、今回は雑誌を購入しました。


こんなタイトルに興味が湧きました。

・骨筋力で若返る!

・高血圧対策の塩ゼロのレシピ

・鉄の力で病気を防ぐ

などなど。


簡単な筋肉チェックというのが載っていました。

床に座って、片足を山型にして、両手の親指と人差し指で輪っかを作り、ふくらはぎがその輪っかの中にスイスイと入るようだと、老化の始まりだとか・・・・。

若い時はパツンパツンに張っていたふくらはぎも、だんだんほっそりと萎びてくるのね。

足が細くなったと喜ぶよりも、老化が始まったと認識すべきなのでしょうか。

あまり長生きはしたくないし、若造りばあさんにもなりたくないけれど、あと10年くらいは元気でいたいので、いろいろと対策を学びましょう。





2014年9月20日土曜日

帯の下取りセール

リサイクル着物の「たんす屋」▼さんには、ずいぶんとお世話になっていますが、今回は帯の下取りをしてもらいに出かけてきました。

着物でも帯でも浴衣でも羽織でも、どんな状態でも1枚500円で引き取ってくれる、というのは、かなりお得じゃないかしら。

一人5点限りというので、処分に困っていた帯を5枚持参しました。

私がよく利用するのは、下北沢のお店▼です。


ここは以前は若向きの「135」というお店で、店員さんもギャルのような人もいたのですが、お店の場所が別のところに移動して、おまけに店内もかなり落ち着いた感じのお店になっています。

どんな帯を下取りに出したか、忘れないために、写真に撮っておきました。
後になって、「あの帯はどこへ行ったんだろう?」と無駄に探さないためです。


左上の朱色の帯は、中野のフリマで、たしか2000円で買ったアンティーク帯。
お正月などに数回締めましたが、長さがものすごく短くて締めるのにコツがいり、さすがに若造りすぎるので、引き取ってもらいました。

左下のは、吉祥寺マルイのたんすやさんで薦められて買った白にちょっと縞の入ったシンプルな帯。
ほぼ新品で1万円だったかしら。
20回くらい締めたと思うので、まぁ、元は取ったと思うのですが、ものすごく長い上にふにゃふにゃしていて、びしっと決まらないので、これも下取りに出しました。

右上のえんじ色の博多帯は、奈良に行ったとき、奈良町にあるリサイクルきもの屋さんで買ったもの。
どういうわけか、私は博多帯が似合わなくて、あまり使用しませんでした。
「博多は一枚あると便利」とよく言われますが、私はどうも相性が悪いようです。

右の真ん中にどーんとある紫の帯は、駒場にあるどなたかのお屋敷で開かれたフリマで買った帯。
たしか1000円でした。
水色のお花の部分を出したいのに、どうやってもきれいに出てくれなくて、諦めてこれも下取りへ。
でも10回くらいは使ったので、元は取れたはずです。

右下は下北沢のたんす屋さんで初めて買った夏帯。
絽つづれというのかしら。新品でした。
値段は忘れましたが、かなり役立ってくれました。
でも最近は、夏帯は麻の帯にすることが多くて、あまり登場しないので、下取りへ。

ということで5点2500円、買い上げてもらいました。

こうやってみると、昔、買ったものは赤っぽいもの、紫っぽいものが多かったみたいですね。

金券をいただいたので、ちょっと秋向きの帯の購入に充てました。

オレンジというか金色というか、黄色というか、見た目には派手ですが、割と渋くて、意外と役に立ちそうな帯です。未使用の帯です。


この帯も、元を取るまで使わないとね。

*****

この日の装い。

たんす屋さんへ行くので、以前、町田のたんす屋さんで買った着物で行きました。

今シーズン初めての絹の着物です。

縦じまに黒の抽象模様の帯の組み合わせは、お店の人に勧められたもの。
私だと柄on柄というのは考えないのだけれど。


たしか着物はサイズが小さいためか、3000円でした。

たんす屋さんにはずいぶんとお世話になっているので、足を向けては寝られませんね。