母のところに行ってきました。
ここ5年ほどは、うちから自転車で数分のところにあるホームで、お世話になっています。
ホームには、ときどき美容師さんが来て、ヘアカットをしていただくのですが、ちょうど良い具合に短くなっていました。
白髪もこのくらいになると、いいですね。
趣味は毎日の新聞読み。
母の記憶はすべてクリアーされてしまっていて、いつも同じ話ばかりです。
昔のことも、1分前のことも何も記憶に残っていません。
私のことをじっと見て、
「その頭は染めているのか?」と
「その眼鏡は近眼用なのか?」と
「○子(妹のこと)は元気か?」
この3つしか話題がありません。
それを何回も何回も繰り返し、聞いてきます。
私のほうもいい加減、答えに飽きてきて、
「この年で髪を染めていない人はいない」
「眼鏡は遠近両用」
「妹は元気にしている」
と言うしかありません。
他に話題を振ってみても、「ああ、そうだったかね」というばかり。
自分がどこに住んでいたか、どこへ旅行したか、さっき何を食べたかなど、すべて忘れてしまっています。
そして最後には「私は100歳まで生きるだろうね」で終わります。
100歳ということはあと10年。
私のほうが先にくたばってしまいそうだわ。
それでも病気もせずに、毎日穏やかに過ごしているようなので、ホームの皆さんには感謝するばかりです。
4 件のコメント:
若々しくて顔色もよく以前よりずっとお元気そうですね。
新聞を読むのが趣味なのね。
その新聞のニュースも記憶には残らないのかしら?
人間の脳は不思議ですね。。。
でもとしちゃんのことはわかってくれてるのが嬉しいじゃない。
100歳まで元気でいてほしいですね。
お母さま、お若いですね。とても90歳には見えません。
穏やかな、とてもいいお顔をしていらっしゃいます。100歳まで元気でいられるのでは?今や、100歳は珍しくないですものね。
そういえば、明日Tラの保育園で、「おじいさん・おばあさんをお祝いする会」があるので行ってきます。
ついに、敬老をお祝いされる側になってしまいましたね(苦笑)
さとさん、この時は顔の色つやもよかったですね。遺影によいかも。
新聞は読むのは好きなのですが、どの程度、記憶に残っているのでしょうね。とにかく1分すると、前のことは忘れてしまうんですから。
頭の中を解剖してもらいたいとおもうこともあるくらいよ。
私のことが分からなくなったら、それは辛いわね。
マサさんのお母様に比べたら、母はまるで老人ですが、昔よりもいい顔になってきた感じはしますね。
Tラちゃんのところでも敬老行事があるのね。うちは手足口病が治っていないとまずいので、参加できるかまだ分からないの。
自分ではおじいさん、おばあさんの自覚はなくても、世間的には祝われるほうなのかもね。
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