お寺は、JR武蔵境駅をはさんで、ちょうど東西に5分くらいずつ歩いたところの神社と対照の場所にありました。
こちらは観音院の入り口です。
江戸時代は駅の周辺一帯は、全部、松江藩主の松平家のお屋敷だったわけで、すごいですね。
ただしこのお寺は3回に渡って火災にみまわれたそうで、現在の建物は昭和のものだそうです。
みんなで大きな門をくぐります。
中はとても立派でした。
大きな鐘つき堂もありました。
とても立派な建物なのですが、とにかくここは蚊が多くて、ブンブン飛んでいるのです。
ちょうどデング熱騒動があったときだったので、みんな、スプレイをしたりしていましたが、ずいぶんと刺されてしまいました。とくに太めのオジサマは蚊の被害が大変でした。
この建物も先生の説明がありましたが、蚊を追っ払うのに必死で、全然覚えていません。
こちらは「ひいき」といカメのような動物です。
いわゆる「贔屓」のことで、中国の伝説上の生き物です。
重いものを背負うことが好きという妙な生き物だそうで、そのため、石柱や石碑の土台となっているそうです。
「贔屓の引き倒し」というのは、「ある者を贔屓すると、かえってそのものが不利になりよくない」という意味ですが、その由来は、柱の土台にある贔屓を引っ張ると、柱が倒れるため、ということからきているそうです。
面白いですね!
「贔屓」が2匹いるのは、「阿」と「吽」だそうです。
こちらの阿弥陀如来像は武蔵野市の有形文化財に指定されているもの。
先生がいろいろと説明してくださったのですが、蚊を退治することに夢中になって、お話はほとんど記憶に残っていないというありさまでした。
申し訳ないのですが、蚊の痒さには勝てませんでした。
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こちらはおまけです。
武蔵境駅前にある旧日本畜産大学。
かつて、明治時代は麻布区役所だったそうです。
時代を感じさせる建物でした。
現在はこの大学は、「日本獣医生命科学大学」と名前を変えていますが、この建物は近江兄弟社で有名な建築家・ヴォーリズさんの作品なのでした。
近江八幡に行ったとき、彼の作った建物をたくさん見てきましたが、まさか武蔵境でも見られるとは思いませんでした。
かつてはダサい駅だった武蔵境駅も数年前に改築されたようで、おしゃれな駅に変身していました。駅ビルもできていて、びっくりしました。
武蔵境周辺の実踏はこれで終了しました。
そして「富士山信仰」の学習も終わりました。
次回は、4回の座学と4回の実地踏査を簡単にまとめてみようと思います。
(この項、続きます)
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