2014年9月10日水曜日

藍色の着物 ~着物のデータから~

携帯電話をスマホに代えたのが、今から1年半ほど前のことでした。 
その間に保存していたスマホ写真のデータをパソコンに移しました。

そして、暇つぶし(?)に着物の着用写真(自分で鏡に写して撮ったもの)だけのファイルをまとめてみました。
1年半の間に着物着用写真は、150枚ありました。

そして、また暇つぶし(?)に、どんな色の着物を一番よく着たか、着物の色別に分けてみました。

色で分類するのは微妙な色もあるし、柄もあるので簡単に分類するのは難しいのですが、藍、青(水色)、黒、白、グレイ、ピンク、赤、緑、黄色と分けてみました。

すると、その中で、藍色がダントツでした。
藍色の着物(袷、単衣、浴衣を含む)を着たのは、45回ありました。

これはここ1年半だけのデータなので、それ以前のものと合わせると、また違う結果が出るかもしれませんが、とりあえず、今の私には藍色着物の着用率が高かったということが分かりました。

「日本人の肌には藍色が似合う」と言われるようですが、似合うかどうか分かりませんが、私には着用頻度がとても高い色でした。

その藍色着物の中で、一番コストパフォーマンスがよかったのが、こちら。
遠州木綿の藍色です。


浅草の着物フェスティバルで焼津の「くすかみ」さんから3000円で購入した反物を、和裁の先生である娘のお姑さんに仕立ててもらったもの。
裾まである大きな居敷当てが付いているので、裾さばきもよくなっています。
旅行の時でも、雨の時でも、汚れそうな時でも、さっと洗えるので、安心して着られます。
帯もいろいろと合わせやすいし、私にとってはベストに近い着物です。

ちなみに帯は1000円で買った無地の帯に、幅広レースを貼り付けたものです。

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こちらの藍色着物は頂き物の袷です。
友人のお母様が着ていたのですが、どこも寸法を直さずにそのまま着られるので、助かります。
この前、結城に行って気が付いたのですが、この着物と同じ柄の結城がありました。
「これは結城だったのか!」と思いました。


とにかく楽に着られるし、動きやすい着物です。
温かいので、かなり寒い時でも、これにショールだけで十分です。
ほとんど無地に近いので、どんな帯でも合う着物です。

帯は立川の五箇谷さんでお店の人に選んでもらったもの。
ポリエステル帯だそうですが、とても締めやすく、シーズン問わずに使える役立ち帯です。

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こちらの藍色着物は夏の紗の着物。
かなり黒に近い、透ける藍色です。
絣のような模様がポチポチと飛んでいます。


名古屋の大須観音骨董市で求めたものです。
小雨が降ってきたので、「雨の日サービス」だといって、たしか5000円で買いました。
夏にはいつも大活躍なので、もう元は取ったという感じの着物です。

帯は地元の骨董市で買ったナデシコ模様の絽の帯。
大手出版社の社長夫人が使用していたとかいうことでした。
たしか2000円だったはずです。
ちょっと短いのですが、軽くて楽ちんな帯です。

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こうして見てみると、私の場合、お金を多くかけた着物というのは、あまり登場しませんね。

今回は藍色ばかりまとめたので、地味な感じになりましたが、私は、「着物を着ている人がいる」ということを周囲に意識されたくないので、浮き上がらないためにはちょうどよいと思っています。

そのかわり、着物を着る人ばかりが集まるようなところでは、ちょっと遊び心を加えた組み合わせをしてもいいかな、と思っています。


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