渋谷の商店街のみなさんが主催のイベントでした。
路上、ということで会費は無料。
通りがかりの多くの人の眼に触れて、耳に入ったと思います。
このイベントのことは、同じ市内に住んでいる邦楽愛好家で、facebookのお友達のSさんからの情報で知って、駆け付けました。
勧進帳や連獅子が生で、おまけに無料で聞けるというのなら、行かないわけには行きませんよね。
イベントの最初は渋谷区長さんなどの来賓あいさつでしたが、区長さん、お若くて元気そうな方でした。
このような繁華街でイベントを開くというのは、やはり区の協力が必要でしょうね。
初めは東京工業大学のビッグバンドによるジャズ演奏でした。
かなり実力のあるチームのようで、ラテンジャズの演奏が聞けました。
オルケタデラルスの曲も久しぶりに聞けて、良かったですね。
でもあまりに人が多くて、演奏している姿はほんの隙間からしか見えませんでした。
こういうときに、チビは損だと思います。
その次は石見のお神楽がありました。
そしてお次がお目当ての長唄と日本舞踊でした。
まさか、勧進帳を路上で立ったまま聞けるなんて、思いもしませんでした。
こちらの写真だけ見ると、どこかの舞台のように見えるでしょう。
ところがこうやって見ると、ちゃんとドンキの前だということが分かります。
私たちは一番前の列に陣取って聴くことができました。
Sさん、ありがとう。
お唄、三味線、お囃子の方々、みなさん、黒紋付きでかっこよかったです。
それに目力のあるキリリとした表情は素敵でした。
長唄の中には、長すぎて眠くなってしまう曲もあるのですが、「勧進帳」は迫力があって、リズムもあるので、きっと長唄を知らない人でも楽しめたのではないかと思います。
スペシャルゲストも登場しました。
人気者の「黒子」ちゃんです。
三頭身くらいなので、階段を上るときはちょっと大変そうでした。
筆と三方を持って、PNSPを踊ってくれましたよ。
その後は、歌舞伎でもお馴染み、親子で長いたて髪を振り回す「連獅子」でした。
暑い中、重い衣装をつけて大変そうでしたが、見事な踊りでした。
このイベントではなんと6万人以上の方が楽しんだようですよ。
外国人の参加者も多く、きっと日本の演芸を楽しんでくれたことと思います。
******
この日の装い。
白っぽい絣模様の紬です。
これは 郡上八幡に旅行に行くときに、汚れてもいいようにと思って、千円で買ったもの▼。
今から2年前でした。
帯は前日と同じ青い麻の帯です。
0 件のコメント:
コメントを投稿