あじさいの季節ですね。
わざわざ鎌倉まで行かなくても、ご近所にもきれいなあじさいが咲いています。
紫が鮮やかなあじさい。
花の冠のようなあじさい。
縁が白くて、中は紫のあじさい。
真っ白なボールのようなあじさい。
これもあじさいの一種でしょうね。
以前のブログにも書いたかもしれませんが、あじさいには悲しい思い出があります。
小学校4年生の時だったと思いますが、隣のクラスの男子たちが、教室の中をふざけてかけ回っていて、ある男の子がバタンと扉を閉めたところに、別の男の子がその扉に突っ込んでしまい、そして扉のガラスが壊れて、打ちどころが悪かったのか、その子は亡くなってしまいました。
その男の子のお葬式が学校で行われた時、何か花を持っていくように言われて、私は家の庭に咲いていたあじさいを持参しました。
花弁が豆のように小さな、あじさいでした。
ところがそのあじさいはすぐに萎れてしまって、祭壇に置いたときは、情けない格好になってしまいました。
それ以来、60年近い月日が流れましたが、いまだにあじさいを見ると、その事件のことを思い出してしまいます。
子どもの頃に体験した事柄というのは、ずっと深く染み込むものだと思います。
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