地震が発生してから、各地のいろんなイベントが中止になって、なんとなくつまらないムードになっていました。
でも私の好きな「ござれ市」はいつも通り開催していました。
地元の骨董市で買った春色の小紋を着てお出かけ。
帯は京都の女医さんにいただいたものですけれど、緑色の地にポピーのような大きな花柄です。
帯揚げが真っ白に見えるけれど、本当は淡い黄緑色なんですよ。
深緑色の道行は、ぽこぽこ模様が気に入っています。
高幡不動のござれ市は、普段よりお店はちょっと少なかったようでした。
でも顔なじみのおじさんにも会えてほっとしました。
このおじさん、私を見つけるなり、
「おっ、また来たね」と挨拶してくれるの。
「おじさん、地震でもやっているのね」
「そうさ、地震のテレビばかり見ていないで、たまにはぱーっと買い物して行ってよ」
そんな会話ができるのも楽しいわね。
おじさんはまじまじと私を見つめて、
「お客さん、ほんとうに着物が似合う体形だね~」と言うのよ。
着物が似合うのではなくて、着物が似合う体形、というのが悔しいじゃないの。
でもほんとなんだからしょうがないわ。
つまり洋服が似合うすらりとした体系ではなく、ずんぐりのちびデブということね。
そんな冗談を交わしながら見つけたのが、これ。
淡いグレーの羽織。500円です。これから羽織るのにちょうどいいでしょ。
おじさんに「また来ますね」と挨拶して、今度は別のところへ。
骨董市の楽しさは、知らない人通しでもすぐに打ち解けてしまうこと。
「あら、これ安いわね~」
「私も狙っていたのよ」
「そうね、あなたのほうが似合うかもしれないわ」
「ちょっと若づくりじゃないかしら」
そんな会話がすぐに始まるのです。
これまでで一番激安のモノを見つけました。この帯です。
この帯、とりあえず着ていた着物の上に締めたので、とちょっと似合わないのは仕方ないけれど、なんと200円でした。
今日のお買い上げ、700円で、気持ちも晴れ晴れ。
なんと安上がりな私なんでしょうね。
6 件のコメント:
春らしい素敵な色合いですね♪
こんな着物もあったのね、私はほとんど見ずに送ったのでここで紹介していただくのを楽しみにしています。
としちゃんよくお似合いです!
淡い色もいいね~
それにしてもお得な買い物、上手ねぇ。
あ、さとさん、帯はいただいたものだけど、着物は骨董市で買ったものなの。
着物を着出した頃は紬とか堅いもののほうが好きだったけれど、この頃は柔らかものもいいなと思うようになりました。柔らかい着物のほうが、肩の線などがきれいに出ますよね。
この帯は合わせるのがちょっと難しくて、今までしまってあったものなの。
まだお見せしていない着物もあるんですよ。
お楽しみにね。
着物の似合う体型って??
意味が分からないことにします^^
でも 着物姿の女性は好きだし、としちゃんも 組み合わせがお上手で、とってもお似合いですよ。
ハッセルぶらっとさん、こんにちは。
そうそう、意味は分からないことにしておいてくださいね。
組み合わせは洋服の感覚とちょっと違うので難しいですね。柄×柄なんて、洋服では絶対にしないですものね。
ハッセルさんのお母様の織った帯のような豪華なものが似合う風格ある着方ができるといいですね。
おぉすてき!
おじさんもとしちゃんさんも
お着物もすてきだぁ~♪
あたしにはあちこち故郷がありますけれど
どこも自粛ムードで
行けなくてもなんだかつまらない気分でしたが
いいぞござれ市!
元気を戴きました!
して、ごされって、なんだろう?
史子さん、こんにちは。いろんな情報を発信してくださってありがとう。
ほんと、あちこちの行事がのきなみ中止で寂しいですよね。
それにしても「ござれ」ってなんでしょうね。「なんでもござれ」かな。何でも揃っているとか? 「参ろう」という意味かもしれないわね。
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