市民カレッジ「江戸絵画」の7回目。昨年の11月からもう7回もこの講座に通ったのね。
今回は私の好きな酒井抱一(1761~1828)と鈴木基一(1796~1858)がメインのお話でした。
酒井抱一 「夏秋草図屏風」 二曲一双 東京国立博物館
酒井抱一は姫路藩主の次男坊だったので、お金も暇も持て余すくらいたっぷりとあったお方。
それが37歳のときに出家して、その後は趣味の世界に生きた人だそうです。
鈴木基一は江戸の染物屋に生まれた商人の子ども。酒井家の家臣となったそうで、酒井抱一とは主従関係にあったそうです。伝統を基礎としながらもかなり近代的手法を使っているのだそうです。
この講座では、6回目以外は、ずーっと和服で通しているこの私。
なんで着物で出かけるかというと、やはり琳派の絵に敬意を表してという気持ちからかしら。
鈴木基一 「青桐・楓図」 対幅 プライスコレクション
私以外にももうお一人、毎回和服で出席のおばあさまがいらっしゃいます。
いつも地味な(でも高価?)な紬に半幅帯で私の斜め前あたりに座っているの。
後ろから眺めると、背中のしわとかが意外と目立つんですよね。私も気をつけなくちゃ。
鈴木基一 「向日葵図」細見美術館
江戸絵画(琳派)が派手でくっきりすっきりの画風なので、いちおうそれに合わせた着物にしているつもり。
鈴木基一 「朝顔図屏風」 六曲一双 根津美術館
今回の着物は、かけはぎ事件でただでもらったロウケツ染めの小紋ですが、帯は先日、中野で買ったちょっと派手目の朱色の織の帯を絞めて行きました。
私にはちょっと若向きすぎると思ったのですけれど、リサイクル屋のお姉さんが
「ちっとも若すぎないですよ! これなら70歳になったって締められますよ」というので、思いきって買ってしまいました。
琳派の描く花や自然に似合ったかしら?
柄と柄を合わせるということは、普段の洋服では絶対にしないことですけれど、着物だと許されてしまうというの面白いわね。
そうそう、この講座の講師、江村知子先生がこんど足立区の郷土博物館で講演会をされるのです。
→こちら
ちょっと遠いんですけれど、面白そうなので遠征してみる予定です。
4 件のコメント:
落ち着いた色調の小紋に朱色の帯がとても映えますよ。ピッタリの組み合わせだわ。
この講座、まだ続くんですか。学ぶのは楽しいことですものね。ますます教養が高まりますね~♪
マサさん、私はブルーとオレンジの組み合わせなど考えたこともなかったのだけど、リサイクル屋さんに言わせると、帯の中に着物と同じブルーのお花があるので、組み合わせても大丈夫と言われたの。意外でした。
この講座はあと1回で最終回です。毎回、講師の先生の膨大なおしゃべり、いや解説とスライドがあるので、充実していましたよ。
今度、カラーコーディネートの講座を申し込んでいるのだけれど、抽選だからどうなるかな?
としちゃん
また素敵な帯を購入なさいましたね。
柄と柄、洋服ではあまり組み合わせ
ませんよね。着物でと不思議と合って
しまうのね。
帯の柄も良い感じです。
別件ですが、森のテラスでの味噌作りに
コメントしたのですが、残って
いませんね。涙
真蘭さん、ありがとうございます。
この帯はずっしりと重いんですよ。定価ではいくらくらいするんでしょうね?
味噌づくりのコメント、メールにも届いていなくてすいませんでした。ほんと、このコメント欄には泣かされるわ。
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