「幕末太陽傳」▼は日活ができて100年を記念してデジタル版に編集した映画だそうで、前から見たいと思っていたのですけれど、この映画を見るためだけに新宿まで出かけるのはちょっと面倒だなと思っていたのです。
ところがここに良い情報がありました。
というのは1月7日の13時30分の上映に限って、映画の後に「映画と着物」というトークショーがあるというので、そりゃ、行ってみる価値があると思い、勇んで出かけました。
映画は昭和32年に作られたもので、出演者がすごいんですよ!
フランキー堺、南田洋子、左幸子、石原裕次郎、岡田真澄、二谷英明、市村俊幸、菅井きん、小沢昭一、西村晃など懐かしい人ばかり。ほとんどが鬼籍に入ってしまっていますね。
芦川いずみが女中さんの役なんだけれど、ものすごく初々しくて可愛らしかったわ。
時は幕末、ところは品川にある「相模屋」さんという女郎さんのいるところ。
そこにフランキー堺が飛び込んできて、いろんな騒動が巻き起こるのですが、50年以上の前のモノクロ映画でしたが、スピーディーなテンポでした。
トークショーは北品川にある呉服屋さんの5代目旦那が映画に出てくる着物を紹介したりするたわいのないものでした。
それにインタビューをしたのが日活の女性社員だったのですが、普通の洋服姿でがっくり。振袖とは言わなくてもちょっとした着物を着て登場すればよかったのにね、と思いました。
でも北品川には母方のお墓があるので、こんどその呉服屋さんでも探してみようかしらと思いました。
この映画は着物を着ていくと映画代金が500円引きということでしたが、私はインターネットでチケットを購入したので、それはだめでした。
その時の着物はこちら。
薄いグリーンやピンク、紫のぼんやりとした柄の小紋の着物。
帯はくっきりとした濃い紫に白の刺繍の帯ですが、短くて結ぶのに一苦労しました。
絵柄をきれいに出すのが難しいので、作り帯にしようかしらと考えているところです。
2 件のコメント:
淡い色合いの着物に、濃い紫の帯がとっても映えますね。
ところで、二谷英明さん、昨日亡くなられましたね。奥様の白川由美さんは今も活躍されてますが、そういえば二谷さんは長いことお見かけしませんでした。
わりと好きな俳優さんだったから、感慨深いです。
マサさん、そうなの、昨日映画で見たら後だったので驚きましたよ。
でも映画の二谷英明はたぶん20代くらいでしょうけれど、それほどかっこよくはなかったですね。中年になってぐっと良さが増した人ですね。
小林旭も出ていたらしいけれど、どの役か分からなかったわ。それほど古い映画でした。
昭和30年代の日活撮影所のあたりはさぞ田舎だっただろうと思いますね。
帯は刺繍なんですよ。何の花でしょうね?
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